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中国とロシアは準同盟関係にある! 「一帯一路」の推進に向け勢いづく習近平外交
(左)ナジャルバエフ大統領、(右)習近平主席〔PHOTO〕gettyimages

カザフスタンは「一帯一路」の完全なパートナー

このところ、習近平外交が勢いづいている。政権の外交スローガンである「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)を推進すべく、5月7日~8日にカザフスタン、8日~10日にロシア、10日~12日にベラルーシを訪れた。メインイベントは、5月9日にモスクワで行われた祖国防衛戦争勝利70周年記念式典に参加することだったが、そこに隣国のカザフスタンとベラルーシを加え、自ら先頭に立って「一帯」の開拓に励んだのだ。

今回の3ヵ国訪問に随行したのは、いつもの「4人組」である彭麗媛夫人、王滬寧中央政策研究室主任、栗戦書中央弁公庁主任、楊潔虎外交担当国務委員である。この4人組に、今回は笵長竜中央軍事委員会副主席も加わった。

5月7日午後4時、中国の国家主席専用機は、カザフスタンのアスタナ国際空港に到着。マシモフ総理ら一行や、張漢日軍駐カザフスタン大使らが出迎えた。

同日、習近平主席はナジャルバエフ大統領と、首脳会談を行った。冒頭、習近平主席はナジャルバエフ大統領に、選挙での再選を祝福した上で、次のように述べた。

「思えば2013年9月、私はこの地で初めて、『シルクロード経済ベルト』の確立を提唱したのだ。それから現在まで、両国の『シルクロード経済ベルト』づくりの共同作業は、目覚ましく進展した。これはカザフスタンが提唱する『光明の道』の新経済政策を実施することでもある。中国は、2017年のカザフスタン万博を全面的に支持する」

これに対しナジャルバエフ大統領も、習近平主席を持ち上げた。

「2013年9月に訪問いただいてから、両国の関係は新たな発展段階に入った。わが国は習近平主席が提唱する『一帯一路』の完全なるパートナーである」

この後、両首脳は揃ってカザフスタンの3軍を閲兵した。

カザフスタンは、中国との貿易額が256億ドル、ロシアとが239億ドル(ともに2012年)という、典型的な中ロ両大国に挟まれた国家である。主要産物は石油と資源だ。