[BCリーグ]
信濃・岡本克道監督「左腕・有斗、ドラフト指名へ結果を残せ」

打線引っ張る1番・渡嘉敷、4番・レイエス

 ここまで(成績はすべて5月13日現在)は10勝5敗2分。ADVANCE-Westの首位に立っています。監督として1年目、開幕戦の北海道日本ハム2軍戦に勝利し、コーチ、選手に支えられて好スタートが切れました。

 チームを牽引しているのは、リーグトップの99得点を誇る攻撃陣です。トップバッターの渡嘉敷貴彦はオープン戦から調子が良く、打率はチームトップの.397。四球も14個選んで出塁率も良く、塁に出れば足を使って、チャンスを拡大してくれます。

 還す役割を果たしているのが4番のラウール・レイエスです。リーグトップの4本塁打、17打点。主砲として十二分の働きをしてくれています。性格もまじめで、外野の守備がうまくなれば、NPBから声がかかるかもしれません。

 また3番の宮澤和希も打率が3割を超え、高橋信二兼任コーチとの取り組みがかたちになっています。打てない日もありますが、今後もクリーンアップで使い続けるつもりです。高橋コーチは現状、指導に専念するかたちとなっていますが、5月は試合数が多く、選手たちが疲れてくる時期です。おそらく近々、試合で打席に入る姿が見られるでしょう。高橋コーチが選手として加わって、より打線に厚みが生まれると期待しています。

 攻撃が機能しているだけに、ピッチャーがもっと頑張れば勝ち星は伸びていきます。先発の軸になっているのはペドロ・リリアーノと有斗です。リリアーノは3勝0敗、防御率1.77。さすがメジャーリーグ経験があるところをみせています。

 彼の良さは制球力です。ストレートはもちろん、カーブ、ツーシーム、チェンジアップといった変化球が高めに浮きません。外国人にありがちなスピード一辺倒のタイプとは異なり、チームに勝ちをもたらすピッチングをしてくれます。テンポもよく、野手陣は守りやすいのではないでしょうか。投手陣にとって、彼は良きお手本になっています。

 左腕の有斗は今季をNPBへのラストチャンスと位置づけてシーズンに臨んでいます。球速は140キロ後半が出ており、奪三振(30個)はリーグ2位。ボール自体は十分、NPBクラスです。スカウトにもうひと押しするには、1年間きっちりローテーションを守り、安定した成績を残すことでしょう。今季はとにかく結果にこだわって投げ続けてほしいと思っています。

 今後は、この2人以外で勝てる先発投手をつくることがテーマです。元オリックスの甲斐拓哉にも谷間では先発に回ってもらってフルで投げてもらいたいと考えています。もう1度、NPBに戻るためにも、いろんな役割で投げられることを証明してほしいものです。