【沿線革命042】 経営危機の湘南モノレールをドル箱路線に
阿部等(交通コンサルタント)
湘南モノレールHPは、朝日新聞のスクープ後、一時アクセス殺到で不通に

運営費をあまり増やさずに湘南モノレールを増発かつ時間短縮できる方策を提案する。それによりドル箱路線とでき、「住みたい街」を広げられる。

湘南モノレールが経営危機?

5月12日の夕方、朝日新聞が「湘南モノレールを売却へ 三菱系3社、利用者数伸び悩む」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150512-00000027-asahi-bus_all)と報じた。

その後、翌日まで湘南モノレール(株)のホームページは、「一時的なアクセス集中によりサーバに接続できず」が断続的に続いた。

利用者数が伸び悩んでいる上に、「設備が老朽化し、多額の費用がかかる大規模な補修が課題」では、「経営危機で最悪は廃線」との憶測もネット上を駆け巡った。

売却先の(株)経営共創基盤は、朝日新聞が以下のように紹介しているように、経営危機となった交通事業の再建に実績を上げており、湘南モノレール再生にも勝算があればこそ買収するのだろう。

「09年の福島交通グループを手始めに、茨城交通グループなど経営が苦しくなった東日本の計5つの地方交通企業の経営に参画。従業員を維持しつつ、グループ内で連携して誘客を図ったり、車両や関連機器をまとめて購入したりして、立て直しを進めている。同社は、湘南モノレールもグループに取り込み、活性化を図る考えだ。」

ここでは、湘南モノレールの実情や沿線環境を紹介した上で、目に見える利便向上を低コストに実現する方策を提案し、東京圏も人口減少を迎える中、鉄道再生が「住みたい街」を広げるモデルになり得ることを示そう。