学校・教育
英語ができなければ、台頭するアジア市場のエネルギーには触れられない!
Photo by Thinkstocks

シリコンバレーより英語にうるさいアジア

厳しい内容になるが、これからアジアで羽ばたくことを狙う人たちの参考になればという思いで書かせていただく。

「アジアの方が英語に厳しい。シリコンバレーでは英語が少し弱くても、"ああ君はまだアメリカに来たばかりだから仕方ないね"という感じで大目に見てもらえるが、シンガポールやASEAN、インドでは英語ができないなんて許されない。『アジアの方がずっと英語はできて当たり前』という状況だね」

これは、アジア最大のスタートアップイベントの取材に来ていた、シリコンバレーでスタートアップをカバーする有力メディアのCEOの言葉だが、その通りだと思う。

アジアの人は、英語とはアルファベットも文法も違う言語を母国語としている。マレー語、タガログ語、インドネシア語、中国語、ヒンディー語といった言語である。英米人やオーストラリア人のように母国語である英語しか話せない人たちとは違う。欧州人のように英語圏外から見るとアルファベットも単語もほぼ同じで文法も似ている、兄弟みたいな言語を話す人たちとも違う。「われわれの母国語である日本語が英語と全く異なり、習得に時間かかってしまうから苦手」という"逃げ"は通用しない。

「え、英語しゃべれないの? 俺も母国語は英語と全然違うよ。でも俺は頑張って勉強してしゃべっているのに、おまえ何だよ?! 超頭悪いか、努力する癖がついていない怠け者か? それとも世界をなめてんのか?」となってしまうだろう。口ではここでははっきり絶対言わないだろうが、多くの場合、表情に出るか、そうでなくとも心のなかで軽蔑の念を抱いていると思う。

そういうわけで、英語ができないとアジアでは活躍する以前に相手にされない。これがアジアのスタートアップシーンをはじめとするビジネス界の現実である。というか、こんなことわざわざ書いているのがアホらしいくらい当たり前の話だ。よほどすごいアイデアやビジネスのネタを持っていれば別だが、それでも英語ができなかったらそのネタ自体が疑われてしまうだろう。少なくとも今の起業家世代では間違いなくそうだ。アジアの中高年層は日本人の英語力のなさに寛大だが、スピード感にあふれ、世界を相手にするビジネスパーソンやスタートアップやVCは相手にしてくれない。

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