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動き出したらとことん突き進むTOYOTAの本気!
徹底特集大きな船はゆっくりと舵を切る。だけど、その動きは確実なものとなる

3年連続でグローバル販売台数ナンバーワンを獲得したトヨタ。トヨタが本気を出すと、もの凄いことになる!いま、"本気"を見せ始めたトヨタの動きを多角的に検証してみたいと思う

「大きな船は、舵を切ってもすぐには向きを変えません。でも、常に正確な舵取りが要求されます。そして、ひとたび向きを定めて動き出したら、ゆっくりではありますが、確実にその方向に向けて動いていくのです」

もうずいぶんと前のことになるが、あるトヨタ社内の関係者に本誌編集部員が、「なぜトヨタは新技術の投入にそんなにも慎重なのですか!?」と問いかけた際の回答だ。

なるほど、トヨタ自動車という会社の体質というか、性格をよく表わしていると思った。何気ないひと言だったのかもしれないが、この言葉を聞いたあの日から10年以上経った今日でも、ハッキリと覚えているということは、それほど印象的な言葉だったということだ。

トヨタは2014年のグループ全体でのグローバル販売台数が1023万台となり、史上初めて1000万台を突破した。1014万台だったフォルクスワーゲンを僅差ながら破り、3年連続で世界トップを堅持した。

トヨタが本気を出すともの凄いことになる。そんなトヨタのすべてを多角的に見ていきたい。

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トヨタ自動車という会社は、しばしば保守のかたまりのようなイメージで語られることが多い。舵取りに慎重で、簡単には経営方針を変えることはない。