【物件選びの知恵002】 人気立地でも要注意! 地盤チェックポイント~中目黒編
田中 歩(不動産コンサルタント)
                                    photo Getty Images

リクルート住まいカンパニーさんが発表している「住みたい街ランキング」。その上位にランキグする駅は、どこも魅力的な街が多いものです。

しかし、人気がある・オシャレといった理由だけでエリア選びをすると後で後悔するケースも。日本は地震等の自然災害が多い国なので、そのエリアの特徴やリスクをしっかり把握した上でエリアや物件を選ぶことが欠かせません。

お豆腐の上に暮らす

そこで今回は、「地盤」を切り口に、住みたい街人気上位にある「中目黒」について見ていきたいと思います。

なぜ「地盤」に着目するのかというと、地盤の良し悪しによって、地震が発生した際の建物の倒壊リスクが変わってくるからです。

昨年4月、文部科学省の地震調査研究推進本部は、南関東で今後30年以内にマグニチュード7クラスの地震が起こる確率(相模トラフ沿いで起こる地震の発生確率)は70%程度と公表しており、本年2月の公表でも同じ発生確率であると公表しています。

まだまだ、日本は地震活動期にあるため、地震に対する備えは必要不可欠です。

一般的に、軟弱な地盤は、地震の揺れを増幅させるといわれています。軟弱な地盤をお豆腐と例えてまな板の上に乗せて揺らしてみたときの状態をイメージするとわかりやすいですね。まな板を動かすと、お豆腐はそれ以上に揺れます。

地震の揺れが増幅するということは、建物の損壊リスクが高まるということです。もちろん建物の耐震強度によって、損壊リスクは変わってきますが、シンプルに言えば、地盤がしっかりしていて建物の耐震性が高ければ、損壊リスクは低く、地盤が緩くて耐震性が低ければ、損壊リスクは高いということになります。

東京都内にお住まいの場合、東京都が開示している「地震に関する地域危険度測定調査」に出てくる地盤分類がとても判りやすいので、これをもとに、少し詳しいお話しをしましょう。