チームから最大の成果を引き出す
~「世界基準の上司」を目指して(第3回)~

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【第2回】はこちらをご覧ください。

成果を出すことで部下は育つ

チームから最大の成果を引き出し、成功体験を与えることで素晴らしい好循環が生まれる。

部下の多くは自分の仕事にあまり自信を持っておらず、多かれ少なかれ不安に思いながら仕事をしている。そういう人ほど上司が自分をどう思っているか、気になってしょうがない。

したがって、なるべく早めに何らかの成果を出せるようにお膳立てし、支援することで、「ああ、これでいいんだ」「こういうふうにすればうまくいくんだ」と自信を持たせ、さらによい成果を出すことにつなげていくようにしたい。

部下はそうやって育つ。上司が部下のためを思ってあれこれ助言するよりも、一つの成功の方がはるかに効果的だと思った方がよい。

口であれこれ言うと、どんなに気をつかっても小言と取られたり、叱責と取られたり、プレッシャーをかけられたと思われたりする。したがって、部下が自分でやり遂げた、と思えるような状況をうまく作ってあげることが上司としての腕の見せ所になる。

上司が思いきってストレッチさせ、成功に導く

自信のない部下ほど、低い目標を設定しがちだ。「それをやってもどれだけ素晴らしいのか?」「前と何も違わないのではないか?」と思えるような目標だと、成功しても達成感があまり湧かない。本人の成功体験にもあまりならない。組織としてもそれほどありがたいわけではない。

ここは、上司が思いきってストレッチさせ、高い目標を設定し、何とかしてやり抜くように、助言して成功に導くことが重要である。それが上司の醍醐味とも言える。自信のない部下こそ、アウトプットイメージ作成アプローチでガイドし、頻繁なフィードバックでうまく成果を出させ、成功に導いていく。

そういうことが日常茶飯事になった組織は、雰囲気も明るく、戦闘力が高くなっていく。
 

世界基準の上司
著者= 赤羽雄二
KADOKAWA/中経出版 / 定価1,512円(税込み)


◎内容紹介◎

部下を持つ者は皆、上司。コマツ、スタンフォード、マッキンゼーとキャリアを積み重ねた著者がかかわった「上司」は、優に三千人超。ナショナルカンパニー、ベンチャー企業で指導してきた上司育成法を実践的に解説。上司はいま、変革の時期! 毎年成長を実現し、人材を100%活用する組織をつくるために、すべての上司が知っておきたい大原則を伝授する!

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