【有料会員限定記事】新しいキャリアを目指して~復学する50歳以上の中高齢者たち(文/ケリー・ハノン)
〔PHOTO〕Thinkstock

「退職後はのんびり過ごす」は過去のもの

ヘレン・ホワイトは還暦になる1ヵ月前に、ジョージ・ワシントン大学でスポーツ管理学の修士号を取得した。彼女はいま、ワシントン地域一帯で高齢者向けにバスケットボールとピックボールを教えており、またリクリエーション・プログラムやトーナメントの企画も行っている。

「高齢者を活発にし、試合から得られる活力を楽しんでもらうことで、典型的な老人の暮らしを変えたかったのです。学位を取得したことでその機会が拓けました」とホワイトさんは語る。

ある意味で、これはホワイトさんが自分のルーツに戻ったとも言える。彼女は高校・大学を通し、バスケットボールとテニスの試合を重ね、最初に取得した学位は体育とリクリエーションだったのだ。しかしこれはAARP(全米退職者協会)の退職者に対する将来へ向けた手だてでもあった。アーリントンに在住のホワイトさんは、この協会で情報サービスのマネージャーをしていたが、新しい人生の準備をするために24,000ドルをつぎ込んで、4年間パートタイムの学生となった。

多くの人にとって、孫の世話をしたり、ゴルフやビーチでのんびりしたりといった過ごし方は過去のものとなっている。今日の高齢者は、仕事を退職後のライフスタイルの柱に据え、時には現在の仕事を辞める前から将来の計画を立てて、さらなるスキルを取得している。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら