人生を楽しんでいる人はボケない! 医学データが実証する単純だけど重要なアンチエイジング法【後編】~前向きな人は、健康寿命が長い!
Photo by Thinkstock

『医学データが教える 人生を楽しんでいる人は歳をとらない』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)チャプター1より抜粋

※前編はこちらからご覧ください。

人生を楽しんでいる人に、これから起こる良いことの数々

さまざまなストレスのせいでメンタル面を害すると身体(からだ)の健康まで損なうことがある、というのは、医学的にもずいぶん前から明らかになっていることです。「そんなに悩んでばかりいると、身体に毒だよ」というよく耳にするセリフからも、そのことがいかに世間に広く浸透しているかがうかがい知れます。

では逆に、メンタルの状態をより良いレベルへと高めてみると、身体の具合は、はたしてどうなるのでしょうか?

その問いに答えるべく、近年、多くの調査研究がなされてきました。その結果、「人生をより前向きにとらえ、楽しんで生きている人のほうが、そうでない人よりも病気になりにくく長生きである」ことが明らかになってきたのです。

そこで、まずここでは、自分の今の生活や人生を楽しむことが、将来の健康状態や寿命にどれほどプラスになるのか、最新の知見を含めてご紹介したいと思います。

実証データ①人生を楽しんでいる人は、心臓病や脳卒中になりにくい

2009年に、日本の全国規模の研究グループが、「人生を楽しんでいる意識」と、脳卒中や狭心症・心筋梗塞などの心臓病との関連性について調査し、米国心臓協会の専門誌に報告しました。

これは、40~69歳の日本人男女に、自身の「人生を楽しんでいる意識」を0(低)、1(中)、2(高)の三段階から一つ選んでもらい、それぞれの数字を選んだ人々の病気の発症率や死亡率について、その後何年も追跡調査して得られたものでした。

結果として、「人生を楽しんでいる意識」の高い男性は、脳卒中や心臓病による死亡リスクが、「人生を楽しんでいる意識」の低い男性の約半分であることがわかりました。

これは女性にはあてはまらなかったものの、「人生を楽しんでいる意識」という、たった一つの項目だけで、日本人男性が重大な病気に将来罹りやすいかどうかを予見できることが示されたのは、実に画期的な出来事でした。

医学データが教える 人生を楽しんでいる人は歳をとらない
川田浩志 (ディスカヴァー・トゥエンティワン,1,296円)

誰にでも実行可能な、医学的にしっかりと効果が実証されている健康法があります。それは「できるだけ楽しく生きるようにする」ことです。
「人生を楽しんでいる」人のほうが健康であるということを、複数の質の高いエビデンスとともに紹介。 人生を楽しむためのTipsも満載!
チャプター1
人生を楽しんでいる人に、これから起こる良いことの数々
◆人生を楽しんでいる人は、心臓病や脳卒中になりにくいほか
チャプター2
人生を楽しんでいる人は、なぜ寝たきりになりにくいのか
◆人生が楽しくなると、よく動くようになるほか
チャプター3
人生を楽しんでいる人になる方法
◆人生を楽しむために、脳の可塑性を理解するほか
⇒アマゾンはこちらからご覧ください。