いま中国人に受けてるビジネス書ベスト5

中国からの観光客が、銀座や新宿、表参道でいわゆる「爆買い」をしていることが、日本経済を支えていることが最近明らかになってきた。

日本では、中国経済はバブルだ、まもなくバブル崩壊だろう、と言われながらも、中国人が、まだまだ経済成長を謳歌していることは間違いないのだ。

さて、経済成長への期待あるところ、ビジネス書ブームあり。ミリオンセラーも続々誕生している中国で、いまどんなビジネス書が読まれているのだろうか?

浙江省杭州市にある中国有数の出版社・浙江人民出版社有限公司ビジネス出版センターの酈 鳴楓(LI MINGFENG)さんに教えてもらった。

 ピーター・ティールも、ビッグデータも大ブーム

中国では、5年ほど前に山岡荘八さんが書いた『徳川家康』が大ブームになりまして、全部で200万部ほど売れました。ビジネス書として、読んだ人も多かったようですね。

『从0到1:开启商业与未来的秘密』ピーター・ティール、ブレイク・マスターズ 共著  高玉芳 (訳)  中信出版社

アリババを筆頭に、中国のIT系ベンチャー企業が続々とニューヨーク上場を果たすなどしたため、彼らに続こうと、今の中国では起業するのがまさに大ブームになっています。

彼ら、起業を志す人、IT系ベンチャー企業のボスたちが必ず読んでいるのが『ゼロ・トゥー・ワン』(ピーター・ティール、ブレイク・マスターズ共著)です。

中国のアマゾンのランキングでもビジネス書の1位になっています(2014年4月15日時点)。

新しい何かを作る会社をどう立ち上げるのか、起業したい方にお勧めです。

中国人起業家にとっては、やはり、アメリカで成功すること、アメリカの企業に勝つことが究極の目標ですから、アメリカで話題になったビジネス書の多くがベストセラーになりますね。

『大数据时代:生活、工作与思维的大变革』ビクター・マイヤーショーンベルガー(著) , ケネス・クキエ(著)盛杨燕 (訳), 周涛 (訳) 浙江人民出版社

『ゼロ・トゥー・ワン』は日本でも話題になりましたが、同じくアメリカの本で邦訳も同時に出たもので、日本での売れ行きをはるかに超えて、中国で今、爆発的に売れているビジネス書があります。

『ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える』(ビクター・マイヤー=ショーンベルガー (著), ケネス・クキエ (著),日本語訳は斎藤 栄一郎)です。 

最近の中国では「ビッグデータ」が話題になっています。

この一冊は100万部以上も売れたベストセラーになっています。ビッグデータについての全体像や事例がわかる。これを読まないと、もう時代遅れだと言われるほどです。