住みたい街2015
2015年04月13日(月)

【沿線革命036】 山手線事故の原因は? 折り返しを多く、運転再開を早くできないか?

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山手線の電化柱が大きく傾き、隣りの電化柱は完全に倒壊した(2015年4月12日撮影、伊藤正人氏提供)

東京の鉄道ネットワークの一番の中心である山手線の電化柱が倒壊し、9時間以上不通となった。その原因を解説するとともに鉄道の未来を考える。

事故の概況

2015(平成27)年4月12日6時10分頃、JR山手・京浜東北線の神田-秋葉原間にて、山手線の内回りと外回りの線路間(4線ある線路の2線目と3線目の間)に建植されている電化柱が倒壊し線路を支障した。715本が運休し、およそ41万人に影響が出た。

幸いにして、隣接する京浜東北線の運転士が発見し、後続の山手線を止めたので重大事故には至らずに済んだ。その1~2分前に1本前の山手線が現地を通過していた。

倒壊した電化柱は線路内に入り込み、もし山手線が進入していれば脱線して大惨事となる恐れもあった。

また、架線がしっかり支持されていない状況となっており、パンタグラフと絡まり、火花が発生して火災事故にもなりかねなかった。1951(昭和26)年4月に発生した桜木町事故では、架線が垂れ下がった区間に列車が進入して大火災となり106名もの焼死者となった。

山手線がシッカリしていることは、東京の各方面に「住みたい街」が広がる根幹である。以下では、山手線をシッカリさせるための、今回の教訓、関係者の努力、未来への期待を整理する。

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