【サメ辞典4:ジンベエザメ】誰からも愛される癒し系アイドル。謎のベールに包まれた生態がさらに人を惹きつける!?
著者とジンベエザメ 提供:素潜り写真家Kumako

多くの人を惹きつけてやまない、癒し系アイドル

3月のわたしの誕生日プレゼントに、可愛らしいバッグをいただいた。フィリピンのお土産だという。青地に「butanding」の文字。この聞き慣れない文字をgoogle検索してみると、タガログ語で「ジンベエザメ」という意味であることがわかった。

ジンベエザメといえば、全国でも有名な水族館の、一番人気の魚だ。野球でいえば4番バッター、動物園でいえば、象やライオンの地位を占める。正式な最大の記録は13m。世界最大の魚類で、これは映画『ジョーズ』のモデルになったホホジロザメの2倍以上のサイズ。もっともっと大きくなるのではないかとの見解もある。

ただ、大型生物だからと言って、積極的に人を襲うようなことはない。もちろん、どの大型野生動物も同じように、近づいたら危険なこともあるけれど、ジンベエザメの性格は温厚で、主に海中を浮遊するプランクトンを好物にしている。恐らく、プランクトンを食べるためにはなんら機能しない、米粒のように小さい歯が並んでいるところも不思議で、愛らしい。

大きな青みを帯びた身体の表面には格子模様と白い斑点。まるで和服の甚平を想像させることから、それが和名の由来になったのだろう。ちなみに英語ではクジラのように大きいサメということで「whale shark」と呼ばれる。フィリピンには、群れをなして遊泳するジンベエザメとダイビングができるポイントがあることで有名で、近年、多くのダイバーを惹きつけてやまない。

先日テレビ番組で、デートで行きたい水族館ランキングをみたが、1位:沖縄美ら海水族館、2位:大阪海遊館とジンベエザメを目玉とする水族館が上位にランクインしていた。きっと大きくゆったり泳ぐ姿に、多くの人たちが癒されるのだろう。

フィリピン オスロブにて 提供:みのわかえる

【ジンベエザメのいる水族館】(2015/4時点)
・横浜・八景島シーパラダイス
・大阪海遊館
・のとじま水族館
・沖縄美ら海水族館

わたしもご多分にもれず、ジンベエザメを見に水族館へ行くこと大好きで、一昨年は大阪海遊館のジンベエザメを見ながらお食事会を催したり、沖縄美ら海水族館にある東洋一大きな水槽にいる3匹のジンベエザメが身体を縦にして大きな口を開けてエサを食べるなどユニークな姿を見るために、沖縄を訪れたりした。ちなみに、その餌付けシーンを見たい場合は、餌付け時間である15時と17時に「黒潮の海」水槽の前でスタンバイすることをオススメする(2015/4時点)。