霞が関ふるさと記 皆川農水次官はいわき市生まれ[福島県]

東日本大震災の津波や原子力発電所の事故で甚大な被害を受けた福島県は、昨年11月に就任した内堀雅雄知事が先頭に立ち「新生ふくしま」を目指す政策を展開する。同県では県立の磐城高、福島高、安積高、会津高などの進学校が多くの官僚を輩出している。

黒羽局長

内閣府では、賞勲局長の黒羽亮輔氏(早大政経80年総理府、写真)が郡山市にある安積を出ている。同市に隣接した三春町の出身だ。同町は樹齢1000年以上と推定される日本三大桜に数えられる国指定天然記念物「滝桜」で知られる。「福島に本籍を置いている」と話す。

国土交通省では、前東北運輸局長の長谷川伸一氏(東大法卒81年運輸省)が会津若松市出身で会津卒だ。同校からは、北京五輪マラソン代表だった京セラ女子陸上部監督の佐藤敦之氏や渡部恒三・元衆院副議長らが出ている。厚生労働省職業安定局雇用開発部長に出向している広畑義久氏(東大法83年建設省)は富岡町出身で磐城卒。第5管区海上保安本部長の菅野孝一氏(東大経83年運輸省)は伊達市の出身で福島卒だ。人事課長の蒲生篤実氏(東大法85年運輸省)は田村市出身で安積を出た。

佐藤文俊氏

総務省では、自治財政局長の佐藤文俊氏(東大法79年自治省、写真)が福島を出ており福島市の出身。昨年3月まで北九州市副市長を務めた地方公共団体情報システム機構理事に出向している松﨑茂氏(東大法84年自治省)は、安積の卒業生で郡山市出身だ。衆院調査局総務調査室首席調査官の荒川敦氏(東大法82年自治省)は福島卒で福島市出身。11年7月から13年6月まで滋賀県副知事を務めた。13年4月から岡山県副知事を務める木幡浩氏(東大経84年自治省)は飯舘村出身で南相馬市の県立原町高を卒業した。宮内庁管理部長の佐藤和寿氏(東大法78年自治省)は安積卒だ。行政管理局行政情報システム企画課長の橋本敏氏(明大法89年行官庁)は郡山市出身で県立田村高を出ている。北陸総合通信局長の星克明氏(東北学院大工79年郵政省)は南会津町出身で県立喜多方工業高(現県立喜多方桐桜高)卒だ。

農林水産省では、事務次官の皆川芳嗣氏(東大経78年農水省)はいわき市生まれで「福島出身」と話す。父親の転勤で高校は岩手県立盛岡一高に入学し、転校して東京都立小山台高を卒業している。農村振興局次長の小林祐一氏(東大農81年農水省)と生産局畜産振興課長の小林博行氏(東北大農83年農水省)、統計部生産流通消費統計課長の春日健二氏(東北大農84年農水省)はいずれも会津盆地の西部に位置する会津坂下町の出身で会津卒だ。

内閣府科学技術・イノベーション担当の内閣府参事官の河内幸男氏(東北大農84年農水省)と、民間企業に出向中の三浦正充氏(東大法84年農水省)は福島市出身で福島の卒業生だ。生産局園芸流通加工対策室長の岡田正孝氏(東北大農88年農水省)は二本松市出身で県立福島東高を出ている。水産庁企画課長の菅家秀人氏(東北大法90年農水省)は昭和村の出身で会津卒だ。