アマゾンが次世代ロボット競技会を開催: 配送センターなどで棚からモノを取り出す
Amazon Picking Challengeのトップページより

米アマゾンが、人間のように器用に動く作業用ロボットの実現を目指し、来月下旬に、その開発コンテスト(競技会)を開催する。

●"Amazon Robot Contest May Accelerate Warehouse Automation" MIT Technology Review, March 25, 2015

AIを搭載した半自律型ロボット

同コンテストは今年5月26日~30日に米シアトルで開催される、「国際ロボット&オートメーション会議(ICRA 2015)」の一環として実施される。この国際会議では、複数のロボット・コンテストが実施されるが、アマゾンが主催するのはロボットの「picking(棚からの製品取り出し)」の腕前を競うコンテストだ。

これは文字通り、ロボットが倉庫や配送センターなどの棚に並べられた様々な製品の中から、人間が指定した製品を正しく選んで取り出し、配送用の段ボール箱に梱包するまでの作業を競うコンテストだ。

この競技に参加するロボットは、人が無線などで遠隔操作するロボットではない。むしろ人が下した簡単な命令(たとえば、「棚に並んだ製品の中から、赤いTシャツを取り出して梱包しなさい」といった命令)に従い、あとの細かいところは自分で判断して作業する半自律型のロボットだ。これを実現するため、これらのロボットには最新鋭のAI(人工知能)が搭載されている。

改めて断るまでもなく、こうした作業は従来、人間の作業員がやってきた仕事だ。これを人に代わって行うロボットの開発コンテストを実施するということは、アマゾンが今、配送センターや倉庫などの労働力を、人からロボットへとシフトさせる取り組みに、本気で注力している証と見ることができる。

〔PHOTO〕gettyimages
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