PARTY中村洋基【第2回】「ルールを制するものがゲームを制する」ことを学んだ”仕組み”に騙された経験

オンライン学習サービスschoo WEB-campusとのコラボレーションで、世の中に新しい価値を生み出す「起業家たちの原点」を紐解く本連載。第5弾は、PARTYのクリエイティブディレクター中村洋基さんをお招きしました。第2回は、中村さんのクリエイティブの原点についてのお話です。

第1回はこちらからご覧ください。

⇒授業の様子はこちらからご覧いただけます。

PARTYの企画会議とクリエイティブディレクターの役割

― 実際に面白いアイデアを形にして、世の中にこれまでなかったようなインパクトを与えているPARTYですが、実際の企画会議はどんな感じなんですか?

中村 息を吸うように自然に、企画会議はほぼ毎日やっていますね。企画会議のコツは、最初に土台を作ることです。まずは、まさにパーティ作りというか、メンバーの人選が大事。それで、最初にクリエイティブディレクターがプロジェクトチームを呼んで、「俺はこんなアイデアがあると思ってて、こんなのがおもしろいんじゃないかなと思ってるんだ」とインスパイアされるものをどんどん出して、「はい。じゃあみんなで考えてこよう」と言って、メンバーに考えてもらいます。

運がよければその中に「おお、これでいいじゃん」というアイデアがあるんですけど、ないときは少し、その中でがんばる。がんばるときは、他人のアイデアを潰さないようにして、「このアイデアはここがおもしろいんだけど、ここはまずいから何とかならないかなあ」とか言って考えていると、あさっての方向からアイデアがボーンと降りてきて解決したりします。

僕の場合はディスカッションしてて煮詰まったら、1回タバコ吸いに行きます。それでカシャンと頭の中が整理されてつながったりしますね。同じような感じで、「お風呂に入るとアイデアが浮かぶ」とか「トイレにこもると浮かぶ」という人がいるけど、全部根っこは同じなんじゃないかな。ぐちゃぐちゃのニルバーナ状態になってる脳みそを1回リセットするんです。そういう起伏を大事にしていますね。ダメなときに3時間も4時間も打ち合わせしたっていいもの絶対に出てこないから、早々に仕切りなおすんです。

― なるほど。クリエイティブディレクターである中村さんはどういう役割になるんですか?

中村 メンバーには、すごくストラテジックな企画を出してくるやつと、何だかわからない焚き火みたいな企画を出してくるやつとかが完全に混ざっているんですね。企画会議で言えば、その個性をいかにおもしろいまんま「これいいじゃん!」と決めるのかが僕の仕事ですね。要は議長みたいなもので、場を回したり、うまいこと駆け引きをして、会議の流れをよくする人、いわゆるファシリテーターの役割ですね。企画会議には、それが必要だと思います。若い人たちのアイデアは僕なんかより面白いんですけど、ファシリテーターがいないから、若い人たちだけのアイデア会議ってなかなか進まないんですよ。

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