「自分の意見を伝えられる子どもに育てる」
【第1回】子どもはなぜ自分の考えを言葉にできないのか?

〔PHOTO〕iStockphoto

「読書感想文が書けない」
「何を食べても、何を経験しても」
「いつも同じ"ひとこと感想"しか言えない」


多くの親は、「うちの子は表現力がない」「この子は何も考えていない。意見がない」と感じ、嘆いています。

しかし、じつはそうではありません。子どもに表現力がないのではありません。「どう表現していいのかわからないだけ」なのです。そしてもちろん、子どもに意見がないわけでもありません。「意見や考えを言葉にできないだけ」なのです。

「昨日の食事、どう思った?」

「どう思った?」と問いかけられたら、大人でもうまく答えられません。「昨日の食事、どう思った?」と聞かれたら、みなさんはなんて答えるでしょうか? こんなざっくりした問いかけをされたら、大人でも大したコメントはできません。

「おいしかった」
「おかずの味が濃かったなぁ」
「やっぱり、白米が好き」

その程度のコメントしかできないのではないでしょうか? 「感想を言え」と言われても、何を言っていいのかわからないのです。つまり、大人でもうまくできないことを子どもに求めているのです。もともと、できるはずがないんですね。

同じように、

「いま働いている会社をどう思う?」
「最近見た映画/テレビ番組、どう思った?」
「今日の新聞の一面に合ったニュース、どう思う?」

といった問いに答えられるでしょうか? しっかりとした感想・コメントができる人はかなり少ないのが現実です。

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