賢者の知恵
2015年03月28日(土) 文/京都大学大学院教授 藤井聡

維新・足立康史議員が、「大阪都構想」を批判する「現代ビジネス・藤井原稿」を国会で追及~~政治圧力と学問の自由について 

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維新の党・足立康史議員が、本誌寄稿を「デマ」と断言

本誌記事が、国会で「問題視」されました。

先日(3月17日)、当方は本誌「現代ビジネス」にて、大阪都構想に関わる当方の学者として所見を掲載した「『都構想』で大阪はダメになる」 (http://gendai.ismedia.jp/articles/-/42509)という原稿を公表しいたしました。そうしますと、「都構想」を推進している維新の党の足立康史衆議院議員が、当方のこの記事の是非について、「国土交通省」に対して、その僅か3日後の3月20日に「国会質問」をされました。(https://www.youtube.com/watch?v=ZCxQ_W6o5A0) 

曰く、藤井が、「トンデモないデマを振りまいている」「到底学術的には受け入れられない様な、あるいは、都市計画の専門の見地から受け入れることが出来ないようなデマを拡散をしているという、許しがたい思いなんです」と発言されました。

さらに、足立議員はこの国会質疑を踏まえて、次のような原稿をインターネット上に公表されました。(http://blogos.com/article/108489/

これらの国会質問、および、原稿で、足立議員は要するに、
 (1)藤井はデマを言っている
 (2)藤井の議論については、国交省都市局長もダメだしをしている
という二点を主張しておられます。

当方に対する批判があっても、それが明らかに不当で、理性有る方ならば改めて解説するまでもなく却下できる水準の批判については、改めて当方から取り上げることは通常は避けて参りました。

僭越ながら、今回のこの足立氏のご批判もその水準にあるものと考えていますが、今回の足立氏のご批判は、現役の国会議員による国会質疑において当方の言説を「デマ」と断じ、国土交通省の局長が当方を非難した(「ダメだし」した)と言われていることでもありますので、誠に遺憾ながらここに、上記(1)(2)は共に事実と異なる不当なる主張である旨を明記しておきたいと思います。

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