食もエネルギーも地産地消!? モジュール式の都市型農業ソリューションの広がり

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食とエネルギーの"地産地消"を同時に実現

今後見込まれる都市居住者の増加に備え、都市部での安定的な食料供給の手段として、現在、都市型農業ソリューションの研究・開発が各所で進められています。

スイス・チューリッヒの設計事務所「Conceptual Devices(コンセプチュアル・デバイシーズ)」では、建築とデザインを融合させた、モジュール式の都市型農業ソリューションの設計・開発に注力してきました。そして、このほど、縦横32メートル、地上4階建ての新たなモジュール式垂直農場「FARM-X」を公開。都市部の空き地などに建設することを想定したこの"農場"は、コスト効率を考慮して標準化され、増設はもちろん、撤去しやすいよう、設計されています。

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FARM-Xでは、特殊な水耕栽培法を採用し、栽培環境を常時制御することで、野菜や果物の生産性を最大化し、一日あたり5トンの野菜や果物を収穫できます。また、FARM-Xは、食料廃棄物を使って発電し、そのエネルギーを施設内で消費する仕組みにより、"エネルギーの自給自足"を可能な限り実現。食の生産から消費、廃棄、エネルギー化までのサイクルを、近距離のエリア内で循環させようとしています。いわば、FARM-Xは、"食の地産地消"と"エネルギーの地産地消"を同時に実現するソリューションといえるでしょう。