「発信力はビジネスの基本」
【第3回】「相手の役に立つ」という視点が何よりも重要

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【第2回】はこちらをご覧ください。

ほとんどの広告が陥りがちな「罠」

「春の○○キャンペーン! 今なら入会金無料!」

こんな告知・広告を電車の中で多く見かけます。「入会金無料だから入会してね!」ということですね。これを伝えるために、おそらく何千万円もの費用をかけています。

ではみなさんに伺います。「入会金無料」だからといって、入会しますか?

入会金がネックでこれまで入会しなかった人には、いいチャンスでしょう。でも、これまで興味を持っていなかった人が、「入会金無料!」につられて入会するでしょうか?

「・・・・・・」

これから目にする広告を注意深く見て下さい。ほとんどの広告が「罠」にハマっています。

どんな罠か? それは、大きく分けて2つあります。

ひとつめは、「差別化しか考えておらず、消費者にどんな価値を提供しているかわからない」という罠です。

商品を訴求するうえで、自社の違いを理解してもらうことは重要です。他社とまったく同じ商品であれば、選んでもらえないからです。しかしそれは、消費者に価値を提供していることが前提です。それがなければ、いくら「他社と違います!」といってもまったく意味がありません。