企業・経営
大塚家具・長男の大塚勝之専務が語った「父と姉」骨肉の争いの深層

創業者で会長の父と、社長の長女が経営権を巡って激しく対立している大塚家具。3月27日に開かれる株主総会に向けて委任状争奪戦(プロキシ―ファイト)を繰り広げている。

社長の大塚久美子氏が会社側提案として総会に出す取締役候補には会長の大塚勝久氏と長男で専務の勝之氏の名前はなく、逆に、勝久会長が筆頭株主として提案する候補者名簿には、久美子氏や他の兄弟の名前はない。大塚家が真っ二つに割れて「仁義なき戦い」に突入しているのだ。

そうした最中、会長側に付く、長男の勝之専務が単独インタビューに応じ、長期にわたる父娘対立の様子を語った。             (取材・文/磯山友幸)

「 いつになったら姉は気づくのか・・・」

創業者で父の会長側につく大塚勝之専務                  (撮影/磯山友幸)

ーーーここまで騒動が大きくなった最大の理由は。

大塚勝之氏 個人的にはここまで騒動が大きくなるような話ではないと思います。会社の経営方針の違いだけの問題ですから。(久美子社長側の)リークかどうか分かりませんが、雑誌などにいろいろ出てしまって。本来、経営方針は内向きの話で、外に向けて言うことではありません。

ーーーそうは言っても会長が会見を開いたことで、一気に問題が表面化したように見えます。

勝之氏 会長はいつになったら姉が気づくのかと思っていたのですが、会見を開かざるを得なくなったということです。今後会社をどうしていくのか、会社の中で社員の間に不満がたまっていましたので。

ーーー経営方針の違いということですが、久美子社長の経営はそれほどダメなのでしょうか。

勝之氏 ダメというよりは業績に表れてしまったので。彼女に代わった2008年以降、それまで700億円以上あった売り上げが500億円台に落ちてしまって。700億円以上あった時の会社の元気さが無くなってしまったのです。

ーーー2008年にはリーマンショックがあって、翌年はかなりの日本企業が赤字に転落しました。

勝之氏 リーマンショックはほとんど関係ありません。ショックの前から久美子さんは顧問として戻っていて、広告宣伝に口を出していましたから。

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