【舛添都知事日記】交通渋滞のない世界初の大都市へ! 東京五輪後に残したいレガシー

首都高速中央環状(C2)全線開通の3つの意義

3月7日(土)午前、首都高速中央環状(C2)品川線の開通記念式典を開催した。大橋ジャンクション(JCT)から大井JCTまで約9.4kmの区間であり、この日の午後4時から一般車両が利用できるようになった。これでC2の44.6kmが、計画されてから実に52年を経て、全線開通したのである。2月には、工事中のこの路線を視察し、その報告と感想は、このコラム(1月27日)にも書いたので参照してほしいが、再度、このC2全線開通の意義について、簡単に説明しておきたい。

第一は、アクセスの向上である。湾岸線と接続するので、千葉・木更津方面や横浜が身近になる。また、中央道・東名高速や関越道・東北道方面との接続も容易になり、東京のみならず、首都圏全体、日本全体の発展にも寄与する。さらには、立川の広域防災基地、有明の緊急災害現地対策本部、川崎東扇島の物資輸送拠点の三点を結ぶ防災ネットワーク強化にも資する。

第二は、時間短縮効果である。新宿から羽田空港までの所要時間が、現在の約40分から半分の約20分に短縮される。また、都市環状線では通行規制の対象となる国際標準コンテナ車(車高が4.1メートル)が、C2では通行可能である。そのため、一般道の混雑も緩和され、物流ネットワークも効率的になって、経済発展に役に立つ。

その渋滞緩和こそ、今回のC2全線開通の特筆すべき第三の効果である。現在、都心環状線には約40万台の車が外から入ってきているが、その約6割は都心に用事がなく、通過するだけの車である。今回の品川線の開通によって都心環状線の交通量は約5%減少し、その結果、C2の内側における首都高速の渋滞・交通量が約4割減少すると見積もられている。

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