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日本一の個人大株主竹田和平 株価2万円超えを前に大いに語る「私はこれから何を買って、何を売るのか」
週刊現代 プロフィール
ITバブル以来の株高がやってきた〔PHOTO〕gettyimages

この相場はどうやら本物だ。今からでも遅くない。指針にすべきは、偉大な先達の教えをおいて他にないだろう。長きにわたって「日本一」の称号を勝ち得るこの人物に、見えている世界とは。

まもなく大台に乗る

時価300億円もの株式資産を築き、「日本一の個人投資家」「和製ウォーレン・バフェット」と呼ばれる竹田製菓会長・竹田和平氏。大株主に名を連ねる「ムトー精工」「日邦産業」などは「和平銘柄」と注目を浴びる。

その竹田氏が今、投資先を大きく見直しているという。先月82歳を迎えた彼は、現在の株高をどう見ているのか。これから何を買い、何を売ればいいのか。投資歴約60年の極意を明かした。

株式投資ほど、簡単に利益を得られるものは他にないと思っています。なぜ世の中の人は預金ばかりで株をやらないのか、不思議なくらいですよ。私は会社を経営していますが、下手に事業をやるよりも株のほうが儲かるんじゃないかな(笑)。

リスクを取る勇気がなくて、株式投資を恐れている人も少なくありません。しかし、バクチのような「投機」と、株を買うことで企業を応援する「投資」は似て非なるもの。きちんと「投資」すれば、株は必ず大きな利益をもたらしてくれます。

つい先日、日経平均株価が15年ぶりに1万8700円を付けました。リーマンショック後の底値と比べて倍の値段です。

この株価が高すぎるとは思いません。日本経済の実力は1万7000~1万8000円。ようやく正当に評価され始めたに過ぎないのです。むしろ、今年中には2万円相場が当たり前になる。

大きな要因は原油安。'08年に1バレル約150ドルだった原油価格が50ドル以下に下がった。エネルギーの大半を輸入に頼る日本にとっては、大きな恩恵です。シェールオイルの供給が増えたことに対抗して、中東諸国が「価格が下がってもシェアを維持するほうが大事だ」と決めたから、減産になる可能性も少ない。石油ショックで経済が停滞したのと逆の流れで、好景気が数年間続くでしょう。当然株も上がります。

もう1つの要因は、金融緩和が当分続くこと。日銀が国債を大量に買い、市中に余らせたカネは、供給量の少ないものに向かいます。バブル期には土地に流れましたが、今は土地など誰も買いませんから、行き先は株しかない。金利が下がって円安になるので、輸出企業を中心に業績が上がり、株が上がるという要因もあります。今年の後半から来年にかけては、こうした要因が複合してバブル相場がやってくる可能性も高いとみています。

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