[アイランドリーグ]
高知・弘田澄男監督「愛媛自由契約・金城の変化」

金城、インサイドの弱点克服へ

 開幕まで、あと1カ月となりましたが、正直、まだチームの全体像は見えてきません。特に投手陣は外国人5名がこれから来日予定。カープドミニカアカデミーから左右ひとりずつに、米国の選手が1名、さらにドミニカ出身の右と左が1枚ずつ加わる予定です。どのピッチャーもそこそこ力はあると聞いていますが、どのくらいのピッチングができるか見てみないとわからないので役割分担もできません。

 2月のハンファ・イーグルスとの交流戦では、オール日本人で新人や練習生も含めて投げてもらいました。外国人が未知数なだけに2年目の平良成には、ぜひ投手陣の柱になってほしいところです。また4年目の松本英明も副キャプテンとして自覚が出てきたのか成長を感じます。

 打線に関してはともに12本塁打を放ったフレデリック・アンヴィ、デイビー・バティスタが抜けたものの、うまくいけば去年より得点力が上がるのではないかと見ています。それは中軸にある程度、数字が計算できそうな選手が座りそうだからです。

 中心となるのは、もちろん河田直人。そして、もうひとりは金城雅也です。金城は昨季、打率.230、2本塁打と低迷し、愛媛を自由契約になりました。相手ベンチから見ていても、明らかにインサイドに弱点があり、これでは率を残せません。

 と同時にインサイドのさばきを体得すれば十分、戦力になると見ていました。彼が内角を打てなかった理由はハッキリしています。体の軸が前に傾いていたから。リストの力だけでボールを打とうとするあまり、前に突っ込んでいたのでしょう。軸が傾けばバットのヘッドも下がり、内角のボールをきれいに叩けません。

 そこで高知に来てからは軸をまっすぐ立てた状態からクルリと回転して打つことを意識させています。こうすればインコースのボールも呼びこんでさばけるはずです。現に初実戦となったハンファ戦ではホームランを放ちました。クビになった悔しさもあり、取り組みは熱心です。シーズン中も、この姿勢を継続できれば成果は出てくるのではないでしょうか。