人の本心を見抜く「表情のコード分析」で採用の方法が変わります

ニューヨーク・マガジン(USA)ほか

2015年03月16日(月)
〔PHOTO〕gettyimages

相手の表情を録画しておき、後で観察するだけで、優秀な人材かどうかを判断できるのか――。「表情分析アナリスト」のダン・ヒルは、表情をコード化することでそれが可能だと主張する。

これまで知られてきた分析法には、「顔動作記述システム(FACS)」がある。44の表情筋の動きを読み取り、人間の基本的な感情である喜び、驚き、軽蔑、嫌悪、悲しみ、怒り、恐れの7つに分類するのだ。ヒルは加えて、「笑顔」であれば「本物」「力強い」「弱々しい」「微かな」の独自の4カテゴリーにコード化する。この方法に基づき、彼は2008年のテニス全米オープンでラファエル・ナダルが負ける直前に「深い悲しみ」の表情をしたと指摘。これを機に、自らのメソッドをスポーツの分野に活かすことを思いついたという。

ニューヨーク・マガジン(USA)ほか

彼の理論を科学的な根拠に乏しいと批判する声もあるが、評価するスポーツ関係者は少なくない。NBAのミルウォーキー・バックスは、14年のドラフトで、彼のアドバイスに従い、「精神的な立ち直りの速さ」「安定感」「自信」という面から有力な候補選手を選別。すると入団後、彼らは同年のルーキーたちよりもはるかに良い成績を挙げたという。ヒルはこう話す。

「相手の一瞬の表情を捉えて、本心とギャップがあることを察知するのです」

この研究がさらに進化すれば、企業の採用面接などにも取り入れることができるだろうと期待が高まっている。

COURRiER Japon
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