【世界の中の日本 その1】 日本への正当な評価を確立するために政府・企業・メディア・個人が行動を!
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これまで100の行動では、日本が進めるべき「行動」を政策分野ごとにまとめてきた。経済産業編から始まって外務、防衛、財務編などを経て、内閣府編まで一通り論じてきた。

次なる「行動」は、スピーディーに変わってゆく世界の中で日本がどうあるべきかという観点で提言を進めたい。「世界の中の日本編」の第1では、諸外国から日本への正当な評価を確立するための「行動」について論じてみる。

財政再建やさまざまな制度改革と同様に、いや、それ以上に、将来世代への責任として、我々がやらなければならないことがある。それは、世界における日本の立ち位置を正しく維持し、日本への正当な評価を確立しておくことだ。

日本に対する誤解や間違ったイメージを是正し、諸外国から日本への相応の正しいイメージを持ってもらうことは、日本の国益上、未来の国民のためにもきわめて重要だ。誤解や悪いイメージがあっても「ほとぼりが冷めるまで待っていれば、やがて誤解は解ける」というような甘い考えは妄想にすぎない。われわれは常に、日本への正当な評価を維持するために、行動し続ける必要がある。

私たちの世代の責任として、どのような日本のイメージを未来に残していくべきなのか。相応に良いイメージを引き継ぐためには、政府、民間、メディア、さらに個人の一人ひとりが、世界に対してどう主張していくべきなのか。その視点で、この行動をまとめてみたい。