「文章力は、伝達力の基本」
【第20回】今日から使える文章改善ルール

〔PHOTO〕Thinkstock

【第19回】はこちらをご覧ください。

分かりやすい文章を書くには、3つの要素が必要です。その3つとは、「文法」「単語」「流れ」です。

話し言葉と書き言葉は違います。話し言葉で通じるからといって、同じように文章を書いても、正しく伝わるとは限りません。文章は、話し言葉よりも文法に気をつけて、正確なに書かなければいけないのです。

ただし、完璧に正確な日本語で書かなければいけないとは思いません。わたしたちは言語学者ではありませんので、あくまでも「伝えること」が目的です。なかには上げ足を取ったような「添削」をする人もいますが、「正しく伝わればいい」くらいに考えておけばよいでしょう。

そこで今回は、よくある間違いの中から最低限守らなければいけないルールを紹介します。

「フリ」と「ウケ」は正しく書く

「フリ」と「ウケ」が対応していない文章をよく見かけます。これが対応していないだけで、一気に文章が読みづらくなりますので、注意が必要です。

【ルール1】主語・目的語と述語を合わせる

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わたしは、この店のいいところは、静かで仕事に集中できる。
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わたしは、この店のいいところは、静かで仕事に集中できるところだと思っている。

お客様からのクレームには、丁寧な対応でなければいけない。
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お客様からのクレームには、丁寧に対応しなければいけない。
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【ルール2】「なぜなら」「というのは」は、「~だから」でうける

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学生のうちにできるだけ勉強しなければならない。なぜなら、社会人は仕事に大半の時間を割いている。
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学生のうちにできるだけ勉強しなければならない。なぜなら、社会人は仕事に大半の時間を割かなければいけないからだ。
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【ルール3】品詞をそろえる

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一番苦労したことは、来年の需要量がなかなか読めなかったからです。
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一番苦労したことは、来年の需要量がなかなか読めなかったことです。

彼が言いたかったのは、参加者全員が真剣に取り組む姿勢が重要だ。
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彼が言いたかったのは、参加者全員が真剣に取り組む姿勢が重要ということだ
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【ルール4】能動態・受動態も正しく表記

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我々が保有している特許技術は、B社が侵害し、弊社は損失を被った。
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我々が保有している特許技術は、B社に侵害され、弊社は損失を被った。
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