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リチャード・ブランソン「自分の星を追いかけろ!」

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ヴァージンギャラクティック「スペースシップII」のテストフライトの様子---〔PHOTO〕gettyimages

【質問】 ブランソンさんは、ロックスターのように忙しく暮らすなかで、新事業への関心や熱意をどのように維持し続けているのでしょうか?(キアン・ケイズ〔ロックスタープレナー〕、マニラ)

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リスクを冒し楽しむことが大切!

――ブランソン: 「人生は短い。楽しめないことはするな」。これが仕事と人生における私の座右の銘です。

この哲学が、最初にはじめた事業の雑誌「Student」から、現在のヴァージン・ギャラクティックや宇宙旅行ビジネスに至るまで、私たちのチームを前進させてくれました。

もしも新しいプロジェクトや事業機会が刺激的だと思えないなら、おそらくそれは、人々の生活に良い変化を起こさず、仕事の過程の創造的な楽しさも経験できないからです。そのようなプロジェクトであれば、私は早々に切り上げ、より有意義なプロジェクトに取り掛かるでしょう。

個人的な生活と事業の両方を刺激的なものとして保つには、まず第一に楽しむことです。そうです、真剣に楽しむこと、――これはヴァージン流の考え方の中核にあり、私には後ろめたい気持ちなどまるでありません。

少し生真面目な組織であれば、怖気づいてしまうような状況でも、この考え方が私たちの中心に置かれています。たとえば私は、ボートレースや熱気球、あるいは高層ビルから飛び降りるといった、少し無鉄砲と思われるようなことも数多く行ってきました。無謀な行動だという人もいるでしょうが、彼らに対しては、さらに大きなものを手に入れるために計算済みのリスクに挑んでいるのだと答えています。

企業家精神を持つ者であれば、たとえ崖っぷちに立つような状況でも直観を信じ、自らの星を追い続けられる自由でとらわれない意思が必要です。私の星もまた、数々の断崖や波乱に満ちた状況に私を導いてきました。その困難が身体的、金銭的、あるいはその両方であったとしても、リスクを冒すことと楽しむことは今に至るまで密接に結びついています。

「そんなことを考えるなんてまともじゃない」と言われることは、私にとっては、まるで雄牛に向かって赤い布を振るようなものでした。乗り越えられない障壁に挑戦し、既成概念の枠を超えてみんなとは違う方向に進むことが好きでした。これは恐らく私のDNAに刻まれた特性の一部で、100発100中とまでは言いませんが必ず一定の成果がありました。

この助言はどんな業界にも当てはまります。大企業での安泰な仕事であれ、ベンチャー企業の起ち上げであれ、仕事内容や仲間との時間を楽しめなければ、成功する道理もありません。

限られた時間の今を生きる

人生にリハーサルはありません。地上で生きる時間が限られているなかで、意欲に火が付かないことに時間を費やして何になるでしょうか?――「そのうちに良いことがあるさ」と言ったり、「昔は良かった」とつねに過去を振り返りながら人生を浪費する人々がどれほど多いことか。この事実にはいつも驚かされます。過去と将来は考えるけれども「いま現在」が消え失せているのです。行動を起こすときはつねに今しかなく、数年後に振り返る現在は「古き良き日々」でしかないと認識することが大切です。

力のあるうちに楽しめなければ、何の意味があるのでしょうか?――この姿勢がヴァージンを成功に導く助けとなっています。私たちが今の場所に立っていられるのは、自分たちにそぐわないことにムダな時間を費やさず、チーム独自の考えを貫き続けたからこそなのです。

私の事業への熱意は学び続ける意欲にもつながっています。注意深く、集中して相手の話を聞く力が、これまでの人生に大いに役立ち、この態度によってどれだけ仕事を楽しめたかということにも直結しています。

この態度は私たちのチーム全体にも当てはまっており、ヴァージンが優れている点は、注意深く聞くこと以上に難しいことはありません。物事に対して熱意を持ち、積極的に関与するので、意見を持つ人であれば専門家に限らず誰にでも耳を傾けています。

既存の形をぶち壊す独創的な発想を生み出すために、仲間、市場、そして避けられない失敗、ありとあらゆるシーンから学んでいるのです。これが私たちを前進させ、競合相手が得られない事業機会を見つけ出す助けとなっています。

キアンさん、あなたが自らの道を進みながら楽しめれば(そうしているように見受けられます)、すでに正しい方向に向かっていると思います。自身の熱意を人々にはっきりと伝え、しっかりと耳を傾けてください。そして不確かなときは、自分の直感を信じることが大事です。

同じ舞台に立つロッカープレナー(この肩書きが気に入りました!)から。Good Luck!


(翻訳・オフィス松村)

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