サッカー
日本サッカーの復活は、日本人スタッフの拡充と若年層の育成から!
〔PHOTO〕gettyimages

ブラジルW杯で得た共有財産は何もない

サッカー日本代表の監督人事が難航しています。日本サッカー協会は、八百長疑惑のあるハビエル・アギーレ監督を2月3日付けで解任しましたが、後任はいまだ決定していません。

現在、サッカー協会は、外国人に絞って人選を進めています。これが私には理解できません。なぜ外国人でなければいけないのか。その理由ははっきりと示されていないのです。

昨夏のブラジルW杯で、日本代表はグループステージ敗退に終わりました。コートジボワール、ギリシャ、コロンビアと対戦して1分2敗という成績は、アルベルト・ザッケローニ監督だから成し得たものだったのでしょうか? 惨敗必至の日本を、彼は何とかして世界で戦えるレベルに持っていってくれたのでしょうか? 彼以外の監督なら、もっとひどい内容に終わったのでしょうか?

答えは違うはずです。ザッケローニ監督が残した成績は、極論すれば誰が監督でも残せるものでした。

ならば、ブラジルW杯の日本代表には何が足りなかったのか。日本サッカーの今後の強化に、昨夏の痛みをどのように生かしていくべきなのか。日本サッカー協会からは、何ら具体的な意見が示されていません。理由は簡単です。ザッケローニ監督と彼が連れてきたイタリア人スタッフは、W杯が終わると早々に帰国してしまったからです。

サッカー協会の内部では、敗因の検証がなされているのかもしれません。しかし、日本人指導者であれば、様々な場面で検証内容を発信できるはずです。たとえ失敗しても、それがサッカー界の共有財産として残っていくのです。

ブラジルW杯について聞きたいこと、確認したいことがあったときに、我々はイタリアのザッケローニ監督に電話をしなければなりません。もちろん、そんなことができるはずもないわけで、ザッケローニ監督にチームを託した2010年9月から2014年6月までの3年9ヵ月は、日本サッカーに何も残っていません。実質的には空白の期間と言っていいでしょう。

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