賢者の知恵
2015年02月16日(月)

体外受精の将来も左右しそうな「精子すり替え裁判」が、元女子アナ夫妻の間で進行中

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興味深い裁判がいま、東京地方裁判所で進行している。

なんと、妻に「夫ではない愛人の精子」で体外受精をされたとして、夫が訴えているというのである。

2012年には約3万8000人、新生児の27人に1人が体外受精によって生まれた。浦安市が女性の「卵子凍結」に補助金を出すといった動きもあり、これからも体外受精で妊娠する女性が増えていくのは間違いない。ちなみに費用も膨大で、平均で140万円かかるともいわれている(http://ipension.jp/entry15.html)。

そんな体外受精の未来に一石を投じる記事を、2月16日発売の週刊現代が掲載している。

以下、抜粋しながら紹介していこう。

体外受精をめぐる前代未聞の裁判

ある男女の口論が録音された音声ファイルがある。こんな内容だ。

男「このことは明らかに僕にも関係していることだと思わないのかい? 僕にも(父親としての)権利があるんだ」
女「あのね、もうここまで言ったら……実はあなたは関係ないのよ」
男「関係ない?」
女「新しい精子なのよ。そしてそれは〇〇(実際は実名)のものなの」
男「ええ! また君はウソをついたってことか。今になって○○の精子だなんて……」
女「そうよ」
男「で、僕のもののように見せかけて……」
女「そうよ」

男性のショックと狼狽ぶりが伝わってくる。この女性は、口論の相手である夫とは別人の精子で体外受精の治療を受け、妊娠を遂げたのだ。

その事実を知った男性は激怒し、ついに裁判を起こした。上記のやりとりも、裁判に証拠として提出されたものなのである。

男性の名は川田洋一氏(48歳・仮名)。都内で教育関係のソフトを作る会社を経営している。女性のほうは、かつてはフリーアナウンサーとして活躍していた遠藤恭子氏(42歳・仮名)。有名バラエティ番組のアシスタントや、NHK教育テレビの外国語会話番組のキャスターなどを務めた経歴がある。

川田氏は、元妻への憤りをこう語っている。

「彼女は意図的に精子をすり替えたんです。本当は新しい恋人の精子でできた子なのに、私との子として産んで私から養育費をもらい、その上で恋人と暮らそうと考えた。悪魔のような発想だと思います。

もう一つ、私が世に訴えたいのは、不妊治療をするクリニック側の問題です。女性が他人の精子を夫の精子だとして持ち込んでも、まったくチェックが行われない。精子の『本人確認』がないんです。人間の生命にかかわる治療が、このように杜撰に行われていていいのでしょうか」

川田氏の驚きと憤りは、男性なら理解できるだろう。

自分の子供だと思って離婚した妻に養育費を払っていたら、実は妻が別の男の精子で体外受精した子供だった――。そんな恐ろしいことが現実に起こりうるのだ。

女性側の立場からすると、カネ持ちの元夫から養育費を引っ張り、そのカネで好きな男と子供と幸せに暮らすという、いま流行りの「後妻業」よりももっと狡猾な手口が可能になる、ということだ。

週刊現代の記事では、川田氏が元妻の「ウソ」に気付くまでの顚末が詳しく記されているのだが、週刊現代が川田氏、遠藤氏それぞれにインタビューしたところ、川田氏は「記事には書かれていない、もっとひどい話もある」と打ち明けた。

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