お別れもバーチャルに…葬式にネット配信で"参列"する人が急増中

アトランティック(USA)より

2015年02月07日(土)
〔PHOTO〕gettyimages

「お葬式のネット配信」が米国で増え始めている。葬儀会社「ポージー・フューネラル・ディレクターズ」の4代目社長ウォーカー・ポージーによれば、いま同社の顧客の約4分の1が、葬式のネット配信のオプションを選ぶようになっているという。

ネット配信の技術自体は1990年代半ばからあったが、米国の葬儀業界がこれを導入するようになったのは、2000年を過ぎた頃からだ。特にここ6~7年で大きく伸びている。

02年からネット配信サービスを提供してきたデトロイトの葬儀会社「フューネラル・ワン」のCEOジョー・ジョアキムはこう語る。

「葬儀業界はクルーズ船のようなものです。方向転換に時間がかかりますが、方向転換ができないわけではない」

アトランティック(USA)より

以前は、遠い場所で暮らしている人は、葬儀に参列したくてもできなかった。しかし、ネット配信の導入によって、そうした人たちも、バーチャルな形での参列が可能になった。

料金は100~300ドル(約1万1150円~3万4500円)程度。葬儀全体の費用に比べて割安だ。中にはネット配信を無料でサービスする会社もある。

実際に利用した人によると、ネット配信では、リアルに参列するときより悲しみもカタルシスも少なくなるという。ワールドシリーズを自宅のリビングで見るのと、実際に球場で見るのと同じくらいの違いがあるそうだ。

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