【舛添都知事日記】首都高速中央環状品川線の開通がもたらす6つの効果

技術進歩の素晴らしさを実感した品川線の視察

1月20日、首都高速中央環状品川線の工事現場を視察した。大橋ジャンクション(JCT)から大井JCTまでの約9.4kmで、3月7日に開通する。この区間が最終工事区間で、これによって46.6kmの全線が開通する。事業を開始したのが1971年であるから、実に44年の歳月が流れている。そもそも首都圏三環状道路が計画されたのは1963年であるから、50年以上が経っている。

中央環状線(C2)は、圏央道、外環道とともに首都圏三環状道路を形成しており、今回の品川線の開通により、C2が全線開通し、三環状道路の最も内側の輪が初めて完成することになる。2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会を前に、三本の輪の一つが完成した意義は大きい。

視察では、まず大井JCTの最も高い橋梁の上から周辺の道路などを俯瞰的に見たが、千葉や横浜方向への接続が容易になるのがよく分かった。この品川線はほとんどが地下トンネルになっているが、ほぼ完成した高速道路を大井から五反田まで実際に走り、防災施設などについて説明を受けた。工事技術が年々進歩していることがよく分かったし、さまざまな智恵や工夫が取り入れられている。

たとえば、地下トンネルで火災が発生した場合に、気圧差を利用して避難路には火や煙が入り込まないような工夫がある。さらには、排気口を使って外部に脱出できるような仕組みも作ってある。また、中央道笹子トンネル事故の教訓から、トンネルの天井が崩落しないようにワイヤーなどを使って安全度を高めている。技術進歩の素晴らしさを実感したものである。

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