【沿線革命014】 これからの東京を考えるために読者の皆様の声に耳を傾ける

阿部等(交通コンサルタント)

コメント投稿とツイートへ感謝

【001】に書いたように、この連載は、東京の今後の交通が便利になる計画や構想をご紹介し、さらに良くする提案を重ねている。

そして、双方向コミュニケーションを大切にしつつ、新しい時代を拓く答えを読者の皆様とともに創っていくために、ネットをフル活用している。

http://light-rail.blog.jp/archives/1014464871.htmlにて投稿をお受けし、「沿線革命」を含む文面のツイートと、Facebookの私が見られる範囲のコメントを参考とさせていただいている。ツイッターでは、検索して見つけたものをリツイートし私の意見を応答しているので、よろしければご覧願いたい。

そういった読者の皆様の声が「沿線革命」を実現する力になると信じ、いくつかをご紹介するとともに、今までの連載を補足説明しよう。

湾岸部の交通

「湾岸エリアの発展は交通インフラの整備に掛かっている」といくつもお受けした。まさにその通りで、【沿線革命】は湾岸の明るい未来を願い様々な分析や提案を重ねている。ここ数年間、中央区議会では交通問題が繰返し議論され、湾岸住民へのアンケートでは最大の関心事は交通の改善だという。

「晴海通りに低めのロープウェイとは意表を突かれた」「よもやの展開」とお受けしたが、都心と湾岸部を結ぶ旅客交通のベストソリューションは、環状2号線のBRTと晴海通りのロープウェイの二本立てだと思い至った。

「夢物語とは思わないまでも、現実感に乏しいような…」と、決定的にできない理由は見当たらないが、正解とも言えないとお考えの方が多いだろう。ロープウェイに関する様々な不安に対しては、【013】にて一通り回答した。そのせいか、反対意見より賛成意見が多く、期待感が多く寄せられた。

【012】に示したBRTの虎ノ門の未来時刻表に「圧倒された。」とお受けしたが、我ながら便利なものだと思っている。しかも、車両と運転手の回転効率が高く、低コストに実現できる。BRT4系統の説明が文面だけでは分かりにくかったと思うので、改めて地図をお示しする。(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=zo0ekc4hc9Xw.kh671YxHxIVo

勝手ダイヤを「プロの試算」とご評価願えたが、虎ノ門-ビッグサイト13分150円は、【011】に書いた専用レーン・優先信号・バス停運賃収受を万全に実施して初めて達成できるもので、真のプロが関わることが必須だ。

また、293往復×4系統と徹底的に高頻度運行してこそ、自動車ユーザーに不便を強いるバス専用レーン・優先信号の理解を得られると考える。沖縄では、バスが数分に1本しか運行しない専用レーンが地元の反対を受けている。

「燃料電池バスの導入を。」と考える方が多いだろうが、交通によるエネルギー消費・環境負荷を下げるには、BRTのそれらを小さくするとともに、高利便・低コストとして自動車からシフトさせ分担率を高めることも効果的である。

「地下鉄は地震に強いのでは。」とよく言われる。地下は地上より地震時の揺れが小さいが、限度を超えると構造物が損壊する。阪神・淡路大震災では地下鉄の小被害があった。もし地下で大被害が起きた場合、避難も救助も極めて困難であり、私は地震リスクの点でも地下鉄を推奨しない。