住みたい街2015
2015年01月19日(月)

【沿線革命013】
有楽町から新豊洲まで晴海通り上にロープウェイを!

阿部等(交通コンサルタント)

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コロンビア第2の都市メデジンでは、密集市街地でロープウェイが活躍(横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院 中村文彦教授 撮影)

湾岸の交通を劇的に良くするために、環状2号線の徹底的に便利なBRTの他に、晴海通りに徹底的に便利なロープウェイを運行することを提案する。

有楽町-勝どき-新豊洲にロープウェイを建設

【沿線革命012】にて、晴海通りに入れる新たな交通システムとして、BRTは交差点が多いので得策でない、ゆりかもめは地元が反対、地下鉄は高コストかつ低利便、ロープウェイがお薦めと書いた。

最初に、晴海通りにどのようにロープウェイを導入するかをお示ししよう。

JRの有楽町とゆりかもめの新市場の近くに折り返しターミナルを設置する。途中駅は、現行の都バスのバス停と同じ銀座4丁目・築地・築地3丁目・築地6丁目・勝鬨橋南詰・勝どき・晴海トリトンスクエアと、タワーマンション建設の進む晴海2丁目の計8つとする。延長3.7km、平均駅間距離400m強となる。(https://www.google.com/maps/d/embed?mid=zo0ekc4hc9Xw.kg5sSYpL8gmQ

鉄塔・駅・制御装置は、晴海通りの中央分離帯に設置する。交差点の右折車線のある区間を外し、道路交通流への影響を最小化する。鉄塔その他のない区間は、ロープウェイの真下を車が普通に走行し、空間を有効活用する。

ゆりかもめのような新交通システム、モノレール、首都高と比較しても、ロープウェイはスパンを長くでき、密集市街地の幹線道路の上空に導入するのに好適だ。スパンの長くなる前後の鉄塔は、より頑丈に建植しなければいけないが、新たな用地取得や地下工事と比べれば安いものだ。

有楽町の駅は、マリオンの前のJR高架橋の直前(https://goo.gl/maps/I8Hb0)に設置し、目の前の首都高は上を越える。ロープウェイは、次から次に運行し、鉄道のようにホームに待ち客が滞留したり降車客が一気に到着することはないので、必要最小限の設備とする。

ただし、待ち合わせ客が大量に集まろうから、マリオンの前の歩道が広くなっている箇所をうまく活用し、混乱が生じないようにする。

数寄屋橋から東銀座は、地下道と東京メトロ日比谷線が通っており、鉄塔の杭を自由に打ち込めない。ガス管や水道管なども含めて地下構造物の配置に応じて工事を工夫する。

ロープは通しとし制御装置は1つとした方が低コストに建設できるが、あえて1駅間毎にロープを独立させ、制御装置は個別に設置する。初期投資と通常の保守費が割高となっても大きなメリットがある。

それにより、不具合が生じた場合に全線運休とせず、1駅間のみの運休とできる。強風の場合も、風の通り道となる川と運河を越える区間のみの運休とし、1駅間なら徒歩でカバーできる。

経年でロープ交換する場合も、長い延長だと道路の通行止め手配も含めて大騒動となるが、短いとそれも楽になる。

通しのロープの区間は一直線としなければいけないが、1駅間ごとにロープを独立させれば、そこでルートを曲げることもできる。

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