賢者の知恵
2015年01月18日(日) 週刊現代

いま日本で「本当にうまい役者」
ベスト100人を決める

週刊現代
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新たな国民的スターに、安定感抜群のベテラン。役に入り込むあの女優、切れ味鋭い個性派男優—。芝居の世界は、いままさに百花繚乱。'15年のドラマ・映画界を制する役者が、早くも明らかになる。

〈男優編〉ベスト50
堺雅人か、役所広司か、佐藤浩市か、
それとも「官兵衛」岡田准一か
大本命・香川照之を抑えた1位は「あの役者」

脂が乗ってるこの3人

新年の大きな楽しみのひとつが、新しく始まるドラマの品定めという読者はきっと多いことだろう。1月最初の週が明け、いよいよ本格的に「2015年の冬ドラマ」が始動した。

ドラマ・映画界では、昨年は大物俳優の訃報も相次ぎ、まさに大きな世代交代の時期に突入している。'15年を迎えた「いま」、本当にうまい役者は誰なのか。これからの日本の映画界、ドラマ界を担うのは誰なのか。

本誌はこの問いに答えるべく、上智大学文学部教授(メディア論)の碓井広義氏、東映の元映画プロデューサー・日下部五朗氏、評論家の中森明夫氏、そして放送作家の山田美保子氏の4人に意見を聞いた。そのうえで、受賞歴や出演作の視聴率、話題性などを加味し、男優・女優あわせて「現役ベスト100人」を選抜、ランキングを作成した。

現在、国内で活動するプロの俳優はおよそ1万人。今回選ばれたのは、そのうちわずか1%のトップ俳優ばかりであり、これだけでも日本を代表する「うまい役者」であることは間違いない。

では、その中でもさらに頂点に立つのは、いったい誰なのか。さっそく、男優から見ていこう。

ここ数年のドラマの中で圧倒的な人気を誇り、社会現象にまでなった「半沢直樹」。かねてから当代きっての演技派として知られていた堺雅人(41歳)と香川照之(49歳)の二人が、同作によって「国民的俳優」にまで大きくジャンプアップを遂げたことに、異論は少ないだろう。堺演じる主人公・半沢、そして香川演じる仇敵・大和田が至近距離で怒鳴り合うあの凄まじいシーンは、いまも人々の脳裏に強烈に焼き付いている。

「ぜひ『半沢』の続編が見てみたいですね。堺さんは『内に秘めた闘志』を表現するのがうまい」(中森氏)

「二人とも30代半ばで開花した役者といえますが、堺さんはセリフ回しに安定感があり、役作りも幅広い。

香川さんは決してスマートな二枚目ではないけれど、例えば西川美和監督の映画『ゆれる』でも、複雑な役柄を演じ切っていた。お父さんの二代目市川猿翁譲りの頭の良さで、演じながら自分の演技の欠点をどんどん修正できるんだと思います」(日下部氏)

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