政局
民主党は世代交代できるか
細野豪志がタジタジに   photo Getty images

民主党代表選が告示された今月7日以降の新聞テレビ欄を見て、少々驚いた。告示日のテレビ欄で取り上げる予告を出したのはNHKを除くと、日本テレビとフジテレビが夕方のニュース番組、およびテレビ朝日「報道ステーション」だけだった。8、9の両日はなく、10日に日テレの「ウェークアップぷらす」、11日のNHK日曜討論で3候補がそろって出演した。

情報番組で取り上げたところはなく、情報番組は大韓航空機の「ナッツ姫」、マクドナルドの異物混入、仏新聞社銃乱射事件がこの週の3大テーマだった。民主党代表選への関心は明らかに低い。

岡田、細野が批判合戦

8日午後に行われた日本記者クラブでの候補者討論会で唯一、注目を集めたのは代表代行・岡田克也と、元幹事長・細野豪志との野党再編をめぐる議論だった。

岡田 「私、よく覚えておりますが、解散の目前の11月19日に、細野さんは長島昭久、松本剛明さんと一緒に、私や海江田万里代表を訪れ『衆院だけでもみんなの党、維新と合併すべきだ』という、かなり強い提案をされた。あの話はいったい何だったのか。あの時は『合併』とおっしゃったから、きちんと説明していただいた方がいい。政治家は自分の言葉に責任を持つべきです」

細野 「まず、岡田さんの質問はやや残念です。政治家同士がクローズの場で話したことをこういう場所で公開で質問されるのは岡田さんらしからぬことをされたと思う。どこまで申しあげるか悩んでいるが、あえて申しあげたい。維新の側から『関西を切り離すことも考える』というサインが来た。考え方が一致しない人が一緒になるのは難しいと考えていたが、選挙区調整で中途半端にすみ分けて打算と見られるよりは、そういうことも選択肢じゃないかということを申し上げた」

細野は岡田の突っ込みにおたおたし、同日夜には自らの発言を修正した。細野がぶれたのは、細野は党内の反発を恐れて野党再編論を封印しているが、支持している議員には「必ず、野党再編を進める」と言明しているからだ。この「二枚舌」を岡田に突かれた。

しかし、岡田への評価が上がったわけではない。党内では「あんな発言をしたら、しこりを残す。後輩をいじめているようだ」というもある。

記者クラブの討論会で、最も歯切れが良かったのは元厚生労働相・長妻昭だった。岡田や細野は党員・サポーターを含む1回目の投票で決着がつかず、国会議員による決選投票にもつれ込むことを想定して、長妻批判を避けたため、長妻が追及されることもなかった。しかし、長妻はかねて民主党の労組依存を批判してきたのに、労組系議員を頼りに立候補したという矛盾をかかえている。

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