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二宮清純「独立リーグ出身、中日・又吉は、なぜ成功したか?」

2015年01月09日(金) 二宮 清純

新人ながらリーグ2位の登板数

今季の年俸は一気に4000万円に。香川時代の約50倍になった。

 昨年12月、香川県高松市でプロ野球独立リーグ「四国アイランドリーグplus」の10周年記念式典が行われました。式典に花を添えたのが、香川オリーブガイナーズ出身の又吉克樹投手(中日)でした。

 周知のようにルーキーイヤーの昨季、又吉投手はセ・リーグ2位の67試合に登板し、9勝1敗2セーブ、防御率2.21という素晴らしい成績を残しました。イニング数(81回3分の1)を上回る奪三振数(104個)も記録しました。

 又吉投手の活躍ぶりについては、谷繁元信選手兼任監督も「(岩瀬仁紀のような)鉄人になってくれれば。なれる可能性はある」と大きな期待を寄せています。

 オフにはドミニカ共和国のウインターリーグに参加して腕を磨きました。又吉投手は「ドミニカでもう1度、独立リーグ時代の気持ちを思い出させてくれた。同世代にも100マイル(160キロ)以上を投げるピッチャーがたくさんいた。もっといいピッチャーになりたいと思った」と振り返っていました。

 香川時代の又吉投手を初めて見た時の印象は「右の森福允彦(福岡ソフトバンク)」。細身ですが、サイドスローのフォームからキレのいいストレート、スライダーをビュンビュン投げ込んでいました。

 香川の西田真二監督(元広島)に評価を聞くと、「彼はアイランドリーグだけでなく、NPBでも珍しいタイプ。ボールに力があるだけでなく、初速と終速の差をあまり感じない。しかもコントロールがいい。スライダーや変化球の精度が高くなれば、十分、1軍でも活躍できるでしょう」とのコメントが返ってきました。

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