「文章力は、伝達力の基本」
【第14回】「言いたいこと」はひとつに絞る!

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【第13回】はこちらをご覧ください。

一文、一段落、一章で伝えたいことは一つに絞る

「文章を短くする」「ストレートに書く」と合わせて意識すべきなのが「言いたいことを一つに絞る」です。

まず全体を通して伝えたい「最終結論」は、一つに絞るべきです。それだけではありません。「章」で言いたいことも一つに絞るべき、その「段落」で、その「一文」で伝えたいことも一つに絞るべきです。

なぜ一つに絞るべきなのか? それは、伝えたいことを一度に複数詰め込むと、読み手は混乱し、何が言いたいのか分からなくなってしまうからです。その結果、文章が「分かりづらい構造」になってしまいます。

単純な例で説明すると、このようなイメージです。

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普段は和食を食べているが、今日の昼食は久しぶりに洋食を食べたので、夜は軽めにするつもりだ。
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この文章には、「久しぶりに洋食を食べた」と「夜は軽めにするつもり」の2つが入っています。これを「ひとつずつ」に分けます。

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普段は和食を食べているが、今日の昼食は久しぶりに洋食を食べた。
そのため、夜は軽めにしておくつもりだ。
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同じように、一つの段落に「和食が好きな理由」と「夜は食事の量を少なめにしている」という内容が入っていたら、段落をわけ「ひとつずつ」にします。

また、ひとつの章に「食事と健康の関係性」と「日本食のメリット」が入っていたら、章を分けて「ひとつずつ」にします。

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具体的論点(最終結論)●● ←伝えたいことを一つに絞る
第1章×× ←この章で伝えることを一つに絞る
 段落1 食事と健康の関係性・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ←この段落でひとつ
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・。 ←この一文でひとつ
 段落2 日本食のメリット・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ←この段落でもひとつ
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第2章◇◇ ←この章でも伝えることを一つに絞る
 段落3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ←この段落でひとつ
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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一文、一段落、一章で伝えたいことは一つに絞りましょう。そして、少し違うことをいいたい場合は、「文を分ける、段落を分ける、章を分ける」を徹底しましょう。

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