賢者の知恵
2015年01月10日(土) 佐藤亮子

教育方針については夫婦で同じ方向性をもつか、または夫か妻のどちらかに任せる。中途半端な口出しはNGです

「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の家庭のルール【第1回】

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「奈良のゴッドマザー」こと佐藤亮子さん

 

お正月モードも終わり、多くの学校で新学期も始まるこの時期、お子さんもいる家庭では、気持ちを新たに勉強の目標を立てるところも多いのではないでしょうか。
そこで、3人の息子全員を難関校として知られる灘中・高等学校(以下、灘校)から、東京大学理科三類(以下、東大理III)に合格させ、「奈良のゴッドマザー」とも呼ばれる佐藤亮子氏の家庭のルールを紹介します

 

子育ての責任を父母でシェアしない

わが家では、子どもの教育に関しては私が100%責任を持っています。

子どもの教育で良くないのは、中途半端に父母で責任をシェアして、いざというときに押しつけあうことです。

「あのときパパとやったところが失敗した」
「ママの普段の勉強のさせ方が悪いんじゃないか」

という意味のないいざこざは、子どもにとっても非常にマイナスです。

最終的に、「なんであなたはここができなかったの」と子どもに責任をなすりつけてしまい、「いや、パパとママの子どもだからDNAがよくないんだよ」ということになると何の解決にもなりません。

その点において、私は「子どもに関してはお母さんが面倒を見る」とはっきり決めていました。

主人から、「そんなに勉強させたら可哀想じゃないか?」と言われたことがありますが、「何を言ってるの、行きたい学校に通らない方がよっぽど可哀想じゃないの」と返したら、「それもそうだな」で終わりました。

また、私が受験勉強に忙しくて流し台にお皿があふれているのを見て「ママ、食器棚の食器が全部出ちゃってるよ」と言われたときに「そんな実況中継はいらないからね、その分手伝ってくれたら嬉しいんだけど」と返したら、それ以降何も言われなくなりました。

主人は一切家事をやらない人なのですが、私はそれが良かったと思います。家事をするご主人だったら家事を評価できるので、きっと私はいろいろ言われてしまったことでしょう。自分が使う分のコップを取り出して洗うくらいはしていましたが、私の家事をとやかく言われなかったのはありがたかったですね。

お父さんは、中途半端に口を出すのなら黙っておいた方がいいでしょう。

普段は仕事で忙しいのに、志望校の話になった途端に「そんな大学に行くなんて許さん!」と怒ったり、「なんだ、お父さんの仕事を継がないのか」と言い出したりすると、子どもは反発するだけです。

いざというときに関わるためには、普段からきちんとプロセスを見て声をかけたりほめたりして、関係を作っておかなければならないのです。それができないのであれば、岐路に立った子どもに対してあれこれ言うべきではありません。

うちの主人も、次男が東大を受験するときに「そうか、法学部じゃないのか」と一応ぽつりともらしましたが、自分の希望を押し付けるようなことはしませんでした。

教育方針は夫婦で同じ方向性を持つか、もしくはどちらかに任せてしまう。それが、夫婦円満であり、家庭円満であり、子どもにとっての快適さにつながるのです。

お父さんは子どもとお母さんにお茶を入れる

バイオリンを習わせると、週に1回のレッスンの他、自宅でも練習しなければなりません。その練習中に主人が仕事から帰ってくることも少なくありませんでしたが、このとき夫婦で約束事を作っていました。

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