安達誠司「講座:ビジネスに役立つ世界経済」

【第72回】未年にちなんだ5つのキーワードで世界経済を占う

2015年01月08日(木) 安達 誠司
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〔PHOTO〕gettyimages

2015年の世界経済における5つのキーワード

いよいよ2015年の世界経済がスタートした。だが、ギリシャ総選挙を巡るヨーロッパの混乱、及び、止まらない原油安に対する懸念等によって、株価は年初から早くも大きく調整している。

筆者はできるだけ早いタイミングで株式市場が調整したほうがかえって年後半は株価の上昇が見込めると思っているので、この調整局面は、年間の投資戦略をじっくり考えるためのよい機会ではないかと考えている。ただ、世界経済には不安材料が数多く存在するので、今年の株式市場は世界的に非常にBumpy(でごぼこ)、かつ、Volatile(激しく乱高下)な展開ではないかと予想する。

ところで、今年の干支は未(ひつじ)年である。そこで、2015年最初のこのコラムでは、羊(英語でSheep)にちなんで、筆者が考えた今年の世界経済におけるキーワード(特に不安定要因)を挙げてみよう。

筆者が考えた2015年未年のキーワード「SHEEP」は以下のようである。

S:Sweden and Switzerland (スウェーデンとスイスの金融政策)
H:Hawkish(FRBのタカ派的金融政策スタンス)
E:Europe(ヨーロッパ経済の混乱)
E:Emerging economies(新興経済圏の憂鬱)
P:Politics(政治、特に地政学)

以下、順番に説明していこう。

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