メディア・マスコミ
これからの報道に自社サイトは必要なくなるのか? 脱中心・分散型メディアの可能性
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バズフィードにウェブサイトは必要ない?

これからの報道を考えたとき、媒体社(発信者)のウェブサイトの重要性は下がるのかもしれない。2014年8月に米ビジネスインサイダーが公開した記事によれば、大手ニュースサイトバズフィード」共同創業者でCEOを務めるジョナ・ペレッティ氏の「ブレインストーミングのなかでバズフィードはウェブサイトさえ必要ないと思う」との発言を編集長のベン・スミス氏が振り返ったという。

ビジネスインサイダーの記事タイトル(The Next Big Media Company Might Have No Website Or App At All)ではアプリさえいらないかもしれないと謳っている。この話題について国内では、スマートニュース執行役員の藤村厚夫氏が個人ブログにて「"バイラル"の次にくるもの/『分散型 BuzzFeed』構想の衝撃」と題したエントリーで取り上げている。

スミス氏はバズフィードのコンテンツはほかのプラットフォーム上でも生きていけると考える。記事内ではフェイスブックを例に挙げているが、そのシェア数で見たときに、バズフィードは米国においてハフィントンポストに次いで2位に位置する(参考)。メディア分析企業NewsWhipによれば、バズフィードのコンテンツは月間で約750万のシェア数を誇る。

また、ウェブサイト分析ツールのシミラーウェブを参照すると、バズフィードの全トラフィックのうち半数以上がソーシャルメディアからの流入だとわかる。そのうち85%以上がフェイスブックからの流入となっている。つまり、フェイスブックというプラットフォームからのトラフィックで半分成り立っているメディアと言うこともできるだろう。

このことに関連して、2014年12月にピエール・オミダイア氏が出資・創業したファースト・ルック・メディアがTwitterを中心にソーシャルメディアを活用したリアルタイムのニュースを配信するメディア「レポーテッドリー」を公開した。このタイミングで、いくつかの海外事例とともにソーシャルメディア時代に変わりつつある報道とメディアによる情報の伝え方を再考してみたい。

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