住みたい街2015
2014年12月29日(月)

【沿線革命007】
勝どき、晴海、豊洲・・・人が急増する湾岸部の「鉄道不足」の将来

阿部等(交通コンサルタント)

upperline
豊洲から晴海、勝どき方面を望む。タワーマンションが建築ラッシュだ

注目が高まり、金の集まる湾岸部

勝どき・月島・晴海・豊洲・有明といった湾岸部への注目は高まるばかりだ。地価動向やマンション販売のニュースでは、たいていこの地域の光景が映し出される。都心回帰が続く中、2008(平成20)年のリーマンショックから回復し、湾岸部のタワーマンションは作っても作っても売り切れる状況だ。

人口が減少し始め、総務省の住宅・土地統計調査によると2013(平成25)年10月時点の全国の空き家率は13.5%もあり、首都圏も決して低くない。タワーマンションブームもいつかは縮小することを覚悟しなければいけない。

とは言え、追い風要因がいくつもあり、湾岸部のタワーマンションブームはしばらく続きそうだ。

第1に、2020東京五輪が決定しネームバリューが上がり交通インフラや施設の整備も期待される。第2に、日銀の金融緩和政策により市場へのマネー供給が続いている。第3に、株高により富裕層の資金力の余裕が増している。第4に、円安により海外投資家の日本への投資が進んでいる。

第5に、相続税増税への対策として金融資産を不動産に変えるのにタワーマンションは土地より建物の金額が多くより節税できる。第6に、郊外のタワーマンションと比べると地価が高いだけ建築費高騰の影響が少なく済んでいる。

1
nextpage



underline
アクセスランキング
昨日のランキング
直近1時間のランキング
編集部お薦め記事
最新記事