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IT×手話で、聴覚がい者がよりチャレンジしやすい生活環境を整えていく---ShuRグループ代表・大木洵人

2015年01月05日(月) 大木洵人
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大木洵人(おおき・じゅんと)
1987年群馬県生まれ。手話通訳士。2008年、大学2年時にシュアールグループを創業、代表に就任。ビデオチャットを活用した手話通訳や世界初の手話キーボードを搭載したオンライン手話辞典など、ITを駆使した手話サービスを幅広く展開する。
2012年、東アジア初のAshoka Fellowに選出、Forbes 30Under30にも日本人で唯一選出される。世界経済フォーラムGSC福岡ハブ代表代行。
2011年慶應義塾大学環境情報学部卒業。2014年東京大学大学院情報学環教育部修了。

全国に約36万人いるといわれている聴覚障がい者にとって、コミュニケーションするひとつの手段である「手話」。けれど、手話通訳がつくテレビは毎日30分のNHKのニュースだけ、救急車など万が一のときSOSを呼ぶ手段もなく、会社に行っても自分と共通の言語を話す人はいない……。社会の身近なところに手話は存在しておらず、その分、機会が失われているひとたちがいるという現実がある。まだまだ聴覚障がい者と健聴者の間には明らかな差が存在する。

手話サービスとITを掛け合わせることで、社会にあるその差をなくそうとしているのが、「ShuR(シュアール)」代表の大木洵人氏(27)。

シュアールでは、PCやタブレット、スマートフォンのビデオチャットを利用する遠隔手話通訳サービスやわからない手話をその場で解決できる手話キーボード搭載の辞書の提供、手話によるエンターテイメント番組の配信など、手話にまつわる事業を展開している。

大木氏はなぜ手話サービスを始めようと思ったのか、彼が事業を通じて成し遂げたいこと、その先に描く未来とは---。

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