成毛眞さん【後編】 「本との出会いはまさに一期一会。だから、自分で『買う』という行動を起こしてほしい」
『本棚にもルールがある』著者に聞く
[左]成毛眞氏さん、[右]藤野英人さん
新刊の内容紹介だけにとどまらず、著者の人となりや考え方に切り込む連載、ふっしーの新刊ねほりはほり。『本棚にもルールがある』が売れ行き好調、日本最大級の書評サイトHONZ代表でもある成毛眞氏へのインタビュー後編。街の書店の楽しみ方、本棚のつくり方から、愛用の電子リーダーまで話は広がります。

【前編】はこちらをご覧ください。

街の空気を映しだす「書店」の姿

藤野 著者になる前と後でいちばん変わったのは、書店の見方です。以前は、本はしかるべきところに収まっていて、手に取られるのをじっと待っているという静的なイメージでした。けれど、じつはものすごく弱肉強食なんですよね。ちょっとでも動きが悪いとすぐに平積みから外され、棚に1冊差され、そして返品されていく。こんなに動的な世界なのか、と。

成毛 わかります。紀伊国屋書店新宿本店の1階のワゴンなんか、1日で展開が変わりますからね。書店は街によって、そしてお店によってまったく違う顔を持っています。それは、店員が売り場を編集しているからに他ならないんです。

藤野 売り場を編集! まさにそうですね。

成毛 書店を編集するにあたってベースになるのが、社会情勢やその書店がある街の空気感です。たとえば、同じ丸善でも日本橋店と丸の内本店では品揃えがかなり違うように思えます。どちらかというと「あれは危ない!」などと安定志向の本が売れるのが日本橋、「あれはチャンス!」などとチャレンジ志向の本が売れるのが丸の内をいうイメージでしょうか。なんとなく街のイメージとマッチしますよね。
 

本棚にもルールがある』
著者= 成毛眞
ダイヤモンド社 / 定価1,512円(税込み)

◎内容紹介◎

本棚で過去の自分を把握し、未来のなりたい自分になる。仕事の本は本棚に入れない。社会人として必ず入れておくべきなのは「科学、歴史、経済」。本棚はあなたの知を増やす最高の道具。本棚のルールを知るだけで、効率良く知識が手に入ります。重要なのは「本棚の新陳代謝」と「余白があること」。本棚の中身が入れ替われば、それだけ多くの知識が身に付くし、余白があれば、空いているスペースに将来知っておきたい「知」が入る予定があるということです。

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