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「シュタイナー教育を受けた原体験を生かして、多様な価値観によって触発しあう高校をつくりたい」---『cha!cha!cha!』編集長・石黒和己

2015年01月06日(火) 佐藤慶一
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cha!cha!cha!編集長・石黒和己氏

「高校をつくることに可能性を感じたのは、母校の存在がきっかけだと思います。私が高校3年生のときに学校法人格を取得したので、高校卒業資格をもらえないのに毎日通っていました。大学入試の面接でも『多様な価値観をもつ高校をつくりたい』とプレゼンしていましたね」

こう語るのは、慶應義塾大学総合政策学部2年の石黒和己氏(20)だ。名古屋生まれの石黒氏は地元の小学校を卒業後、神奈川県藤野町(現在は統合して相模原市)にあったシュタイナー学園 中等部・高等部を経て、慶應義塾大学に進学した。

シュタイナー学園は、オーストリア帝国出身の思想家、ルドルフ・シュタイナーの教育観や人間観にもとづき、12年一貫のカリキュラムを実践する学校。シュタイナー教育では、教科書やテスト、制服がないことをはじめ、点数評価をおこなわないことや早い時期からの外国語教育なども特徴だ。いまでは、この教育を実践する学校が世界中に1000校以上もある。

この教育を受けた石黒氏は高校生のときに出会った認定NPO法人カタリバで活動している。今回、「高校をつくりたい」という思いの背景や、2015年4月オープンに向けて準備中の中高生の秘密基地「b-lab(ビーラボ)」などについて聞いた。

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