大学入試最大の関門「センター試験」
直前でもできる佐藤式センター対策
「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の受験対策法【第2回】

「奈良のゴッドマザー」こと佐藤亮子さん

中学入試、高校入試、センター試験、大学受験など、わが子の受験を心配する方も多いこの時期。

難関校として知られる、灘中・高等学校(以下、灘校)から東京大学理科三類(以下、東大理III)に3人の兄弟を合格させ、「奈良のゴッドマザー」とも呼ばれる佐藤亮子氏の驚きの受験直前の対策法を紹介します。 

 =>【第1回】はこちらからご覧ください

最強のセンター試験オリジナル問題集を作る

センター試験の過去問は、

(1)年度ごとにバラバラにわける 
(2)わけた問題部分の表紙に解く日付を入れる
(3)解説に実施年度のインデックスをつける 
(4)間違えた問題は解説部分を色鉛筆で囲む 
(5)問題は3回解き、2回目以降も間違えた問題の解説は違う色鉛筆で囲む

の5ステップで解くのがコツです。

過去問の問題集は、前半が問題、後半が解答と解説になっています。そのまま解くと分厚くてめくりにくく、解説が探しづらい。そこで、ばっさり半分に切ってしまうのです。

前半の問題部分は実際のセンターと同じように1科目ずつ23年分にわけ、ホチキスとセロテープで製本して、輪ゴムで括っておきます。「いつか解こう」にならないよう、あらかじめスケジュールを決めて表紙に解く日付と順番と大きく書き込んでおきましょう。解いたら、点数も大きく書きます。

残った解説部分はそのまま残しておくのですが、大切なのは白いインデックスをつけることです。「1999年」など実施年度を書き、初めて解いたものにはそのインデックス上に黄色いラインを引く、2回目解いたものにはさらに赤いペンで囲む、というふうにすると達成度も可視化されます。

何より解説を読むとき、「えーっと、2003年はどこやろ・・・・・・」と探す時間がもったいないのです。こういう時間の積み重ねを見過ごしてはいけません。
ちなみに、この分割と製本作業は私がすべてやっていました。受験生がこんなことをしている場合ではありません。

そして、間違えた問題の解説を色鉛筆で囲みます。過去問の問題集の紙は薄いので、ボールペンではなく色鉛筆がおすすめです。最終的な仕上げの段階で解けた問題を見ても仕方がないので、解説部分を見れば間違えた問題だけぱっと目に入るようにするためです。

2回間違えると2色ついているので、要注意問題、ということです。明らかな弱点なのでノートに簡単にまとめておきましょう。

何回も解くことに意味があるのか、と思われるかもしれませんが、いい問題が多く、だんだん読み方が深くなるので問題ありません。
国語のセンター試験の過去問は6月から始めましたが、早すぎるということはまったくありませんでした。また、古い問題はやはり出し方が古いところがあるので、やるときは新しいほうから解いていきましょう。

この小冊子を、センターの本試験、追試験を23年分ぐるぐる回した結果、はじめは平均点にも満たなかった次男の国語の点数も、本番ではほとんど間違えませんでした。

センター試験は、2次試験でも使う科目であればそこまでしっかりと対策を練らなくても大丈夫です。佐藤家の3人で言えば、英語や数学、理科はほとんど過去問は解きませんでした。ただし、苦手科目の国語と2次で使わない社会に関しては23年分をフルに解ききりました。
 科目によって力の入れ具合を変えることが、センター試験対策のコツです。