賢者の知恵
2014年12月24日(水) 佐藤亮子

受験1ヵ月前、でも子どもの勉強が追いついていない、どうする?
「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の受験対策法【第1回】

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「奈良のゴッドマザー」こと佐藤亮子さん

中学入試、高校入試、センター試験、大学受験など、わが子の受験を心配する方も多いこの時期。

難関校として知られる、灘中・高等学校(以下、灘校)から東京大学理科三類(以下、東大理III)に3人の兄弟を合格させ、「奈良のゴッドマザー」とも呼ばれる佐藤亮子氏の驚きの受験直前の対策法を紹介します。 

 

 

常に具体的な数字を見せながら話す

入試までに何をいつまでにするべきか、具体的にカレンダーと数字を用いて子どもに見せることを習慣にしましょう。なんとなく「やらなきゃ」と思っていることが、具体的な数字になることで一気にとっつきやすくなるものです。

受験直前の12月に返ってきた模試で「東大理III:C判定」を叩き出した次男。「これはやばい、何が起こった」となり、ふたりで話し合いました。

「夏休み、ちゃんと勉強しなかったんじゃない?」

と聞くと、「実はそうだ」と頭を垂れました。次男は受験生なのに、なんと夏休みは遊んだ時間の方が多かったらしいのです。

けれど、そこで夏休みに勉強しなかったことを叱り、ねちねち言っても仕方がありません。なにせ、残された時間は2か月と少ししかないのです。

「夏休みの40日間のうち、勉強したとしてもあなたのことだから、まじめにやってもせいぜい20日間分だったよね。夏休みだから1日8時間勉強できたとして、160時間のロスになる。160時間は、9600分でしょう? その9600分を今日、12月10日から受験前日まで入れこんでいけばいいじゃない。日割りにすると、2時間くらいでしょ。たいした時間じゃないよ」

具体的な時間を見せて、これから先でリカバリーする方法を提案したのです。すると息子も、「そうか、まだまだいけるな」という気になったようでした。

「終わった夏休みはいいから、これから頑張ろう。それで、あなたは何が心配なの?」

と聞くと、2次試験は英語、センターは国語と社会が心配だ、と答えました。そこで、1日2時間のリカバリーで何をすべきか決まったわけです。

子どもがサボってしまったとして、その時間はお母さんがいくら責めたところで戻ってきません。いちばん「しまった」と思っているのは子どもです。
こういうときは、具体的な数字にして挽回の方法を見せてあげるというのがいちばんいい方法だと思います。希望の光を見つけたら、これからやるべきことを答えてもらう。あとはそれをつぶしていけばいいだけなのです。

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