住みたい街2015
2014年12月22日(月)

【沿線革命005】
上野東京ライン開業で浦和は武蔵小杉に続くか

阿部等(交通コンサルタント)

upperline
『上野東京ライン』の2015年3月からの運行形式とダイヤも確定した(JR東日本HPより)

上野東京ライン開業後の時刻表

【沿線革命002】【003】【004】にて上野東京ラインを取り上げた。JR東日本は12月19日に『2015年3月ダイヤ改正について』(http://www.jreast.co.jp/press/2014/20141222.pdf)を発表し、それに上野東京ラインの全列車の時刻表が掲載されている。

一部の時間帯を切り取ったもので、宇都宮・高崎線からの乗り入れは朝ラッシュ時6分おき、昼10分おきが基本で、それに常磐線が加わる(JR東日本HPより)
拡大画像表示

【002】で紹介した概要通りの内容であり、宇都宮・高崎・常磐線の沿線から東京都心や川崎・横浜方面へ、また東海道本線の沿線から上野や大宮への行き来が非常に便利になる。乗り換えが不要となる上に、所要時間が短縮される。

宇都宮・高崎・常磐線の沿線から東京都心乗り換えで便利になる箇所も多い。例えば、東京乗り換えの東海道・山陽新幹線や東京ディズニーランド、新橋乗り換えのお台場や虎ノ門、品川乗り換えの羽田空港などである。

鉄道の利便向上が進む浦和

上野東京ラインの開業も含め、近年、浦和の鉄道の利便が大きく向上している。

浦和には、以前から宇都宮・高崎線京浜東北線が停車していた。前者の上りは朝3分おき、昼1時間に7~8本、後者の南行は朝2分20秒~5分おき、昼1時間に6本である。

2013年(平成25)年3月に東北貨物線にホームが新設され、加えて湘南新宿ラインと東武線直通特急(定期列車4往復)の全列車が停車するようになった。

湘南新宿ラインの南行は朝5~8分おき、昼1時間に4本である。上野行きの速達列車と東京・品川方面の(速達ではない)直通列車の他に、池袋・新宿・渋谷・横浜方面の速達列車が加わったのだ。来春の上野東京ラインの開業により、さらに上野行きの速達列車の多くが東京・品川・横浜方面へ延伸される。

浦和は、都心方面の行き来が便利となり、「住みたい街」としても、宇都宮・高崎線の沿線から浦和への行き来も便利になり、業務地・商業地としても魅力度が高まりつつある。

2001(平成13)年5月に、旧浦和・大宮・与野の3市が合併し、さいたま市が生まれるまで、浦和市は埼玉県の県都、行政の中枢であり、浦和は今でも埼玉県庁とさいたま市役所の最寄り駅である。当然ながら、長い歴史と伝統を持ち業務集積も高い。

次に見るように、以前は鉄道の利便性が不充分だったのが、近年、おおいに向上しているのだから、今後の発展が楽しみな街だ。

1
nextpage



underline
アクセスランキング
昨日のランキング
直近1時間のランキング
編集部お薦め記事
最新記事