2014.12.21(Sun) 岡田 真理

一流アスリートが「朝食を食べない」理由。
実践したら、なぜかわかった

筆者プロフィール&コラム概要

集中力アップ&体重キープでいいこと尽くめ

朝ごはんはしっかり食べるべき。朝食べないと力も出ないし頭も回らない。そう信じてきたのだが、トップアスリートたちがここまで朝ごはんを食べないので、私も試しに実践してみることにした。

今までは、朝は白いごはん一杯、お味噌汁一杯、簡単なおかずを一、二品とごく一般的な和朝食をとっていたが、それを「お水とリンゴ酢のみ」「ヨーグルトのみ」「青汁+豆乳を一杯」「フルーツのみ」などに替えてみた。

それによって何が起こったかというと、まず驚くことに、体調がすこぶるいいのである。朝ごはんを食べないと頭が回らないと思い込んでいたが、朝ごはんを軽めにしたほうが集中力もアップして原稿の進み具合がいい。

そして、以前は夜の食事会が続くとそれにともなって体重が徐々に増えていったが、朝ごはんを食べなければ前の晩に食べ過ぎてもだいたい一日で食べ過ぎ分をリセットできる(ような気がする)。そのおかげで、無理しなくても体重をキープできているのだ。

さらに、「朝は排泄の時間」と聞いていたように、朝食を食べないことで内臓の動きを排泄器官だけに集中させてあげることができるせいか、お通じも非常によい。ついでに、食費を多少カットできるというメリットもあったりする。

これらはあくまで私の個人的な実感だが、アスリートたちが朝食をあまり食べない理由を自分なりに理解することができたように思う。ただし、何事も人によるため、すべての人におすすめするわけではない。

「三食ちゃんと食べなくてはいけない」「朝ごはんはしっかり食べたほうがいい」「おなかいっぱい食べると元気が出る」というのは、もしかしたら体の本来の声とは違うのかもしれない。今回の体当たり実験を通してそんなことを感じている。

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(おかだ・まり) スポーツライター、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション代表。1978年生まれ。立教大学卒業後、カリフォルニア大学エクステンションにてマーケティングのディプロマを取得。帰国後はプロアスリートのマネージメントに従事し、後にライターに転身。現在はアスリートのインタビュー記事を執筆する傍ら、ベースボール・レジェンド・ファウンデーションを運営している。


アスリートと「食」

自らのカラダに細心の注意を払うトップアスリートたちは食生活にもプロフェッショナルである。アスリートにとってもそうでない人にとっても役に立つ、スポーツ選手たちの食に関するエピソードを、自らもプロ選手のマネジメントに携わった気鋭のライターが紹介する。