【東京土地のグランプリ003】 港区 注目の街
品川新駅~田町~浜松町の海側 芝浦エリアの可能性

「東京土地のグランプリ」は、今回から各区の町丁目をルポして、2020年とその先に向けた「住みたい街」を、紹介していく。

まずは超人気の都心の中でも、五輪に向けて変貌著しい港区から。

港区と言えば、「住みたい街」として真っ先に挙げなければいけないのが、フランス、ドイツ大使館から、愛育病院、有栖川宮記念公園、広尾駅にかけての南麻布4丁目南麻布5丁目だろう。さらに元麻布2丁目元麻布3丁目西麻布4丁目などを加えた麻布エリアが、港区で、いや東京全体でも1,2を争う、超高級住宅地だろう。

麻布の最新情報をレポートする前に、まず今回は、東京五輪に向けて大幅変貌中で、住宅地としては最近注目を浴び始めた湾岸エリアから紹介しよう。

具体的には、JR山手線、京浜東北線の田町駅から浜松町駅の東京湾側、住所で言えば芝浦エリアだ。まだ比較的安く、港区アドレスが手に入り、運河沿いに開放感のある街並みがこれから、充実していく可能性があるのだ。

芝浦1丁目:再開発で見違えるような街並みに

再開発計画が目白押しの港区でも、最も活気づいているエリアの一つが、JR田町駅周辺だ。

田町駅と言えば、品川駅との間に誕生する新駅が話題だが、これに先行して駅東口、芝浦3丁目から芝浦1丁目にかけての大規模再開発が進んでいる。

敷地面積7.7ヘクタールという広大な土地は、 かつて東京ガスの研究施設だった立地。そこにスポーツセンターなどの公共公益施設を集めた「みなとパーク芝浦」やホテル、さらにブランド産院として有名な 「愛育病院」が建つ予定だ。

来年2月OPENへ、ほぼ建物が完成した新・愛育病院。その奥で工事中なのが『GROBAL FRONT TOWER』
写真右手前が愛育病院、運河沿いに再開発工事中で、モノレールの線路を挟んで、正面奥の田町駅東口まで見違えるような街並みになることだろう。再開発地区内では歩行車専用デッキが田町駅前まで続く
YANASEの奥で工事中なのが『GROBAL FRONT TOWER』

敷地内には公園も整備されるから、完成すれば緑が少なかったこのエリアの評価も変わる可能性もある。

駅前再開発エリアに住居は作られないが、隣接する芝浦1丁目の運河沿い、輸入車販売のヤナセの社屋建て替えに伴う再開発地で、三井不動産の「GLOBAL FRONT TOWER」が誕生する。

地上34階、総戸数883戸は同エリアでは最大規模。取材時には現場を覆うフェンスに「第一期1、2、3次連続、全497戸即日登録申込御礼」の文字が躍っていた。坪単価は320万円から400万程度。

「周辺の中古相場に比べてやや高いと感じるかも知れないが、4丁目の芝浦アイランド(後述)が周辺相場を押し上げた結果、割高感がなくなったのと同じことがおきるだろう」(地元業者)。

1丁目では「ザ・タワー芝浦」で53㎡1LDKが4950万円で売り出し中だった。1丁目周辺はまだまだ雑居ビルと倉庫が建ち並ぶエリアが中心で、いまのところ近くにコンビニもほとんど見あたらず、まだ子育て等に向いているとは言い難い。

だが、秋篠宮妃が出産するなど、ブランド力のある産院が移転してくることで、セレブ女性をターゲットにした商業施設なども充実していく可能性が高い。周辺には運河が多く、ゆったりした開放感がある。再開発地区を中心に川沿いが、お洒落な街並みに変わっていくことだろう。

なんといっても住所は港区。区内でも数少ない将来性が感じられるエリアと言っていいだろう。