自民圧勝後の野党は、どう対抗軸を立てれば生き残れるか?
髙橋 洋一 プロフィール
自民党圧勝                                                                                             photo Getty Images

自民党圧勝の理由はベースの経済政策の差

大方の予想通り、自民党が圧勝した。筆者が先週の本コラムで書いたとおり、経済政策の中の金融政策について、自民党と他党ではまったく勝負にならないことが野党の敗因である。

これだけベースの経済政策に差があると、アベノミクスと非アベノミクスにはそのパフォーマンスに決定的な差が出てしまう。

先週は雇用の就業者数の差のグラフを出したが、企業倒産にも差がある(下図)。



野党の金融政策オンチを物語る話として、金融政策について株価を釣り上げる手段くらいにしか思っていないことがある。現に野党は、金融政策について株を持っている金持ち優遇という言い方をする。

金融政策は広範な分野に効く、強力な政策手段である。金融緩和は、株価上昇も就業者増加も同時に起こしてしまう。

その証拠が、以下の図だ。これは、日経平均と6ヵ月先の就業者数が連動していることを示している。金融緩和で、実質金利が下がると、一方で株価が上昇するとともに、半年後には実物経済がよくなって就業者数も増やしているのだ。これは、金融緩和は、金持ちだけでなく、職のない弱者にも恩恵を与えていることを示す。

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